ソムリエ試験練習問題【日本】北海道のワイン産地

こんにちは!今回は北海道について学習しましょう!

 

練習問題 北海道の気候風土

Q:次のうち、日本最大のブドウ園がある市町村を選んでください。

①余市町

②岩見沢市

③浦臼町

④三笠市

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正解は③の浦臼町です!

 

北海道は長野県と並んで、日本で最も活気のあるワイン産地の一つです。

2000年以降設立されたワイナリーは30軒を超え、現在は46軒のワイナリーがあります。

この背景には本州と比べて広大な土地が格安で手に入りやすいことがあります。

 

また北海道の気候もブドウの生育に有利に働いています。

4~10月の平均気温は12.8~14.6℃で日本のワイン産地では最も低く、フランスのランスや、ドイツのラインガウとほぼ同じです。

ブドウの生育にあまり向かない温暖湿潤な気候の日本において、良い気候条件が揃っています。

 

ですので、北海道では日本固有品種を多く栽培している山梨県などとは異なり、ピノ・ノワールなど欧・中東系品種が有名です。

ただし、生産量では白ブドウではキャンベル・アーリー、黒ブドウではナイアガラといったアメリカ系品種の方が多いのでご注意ください。

 

北海道の主なワイン産地としては、後志地方と空知地方があります。

後志地方には余市町や仁木町などがあり、空知地方には三笠市や岩見沢市などがあります。

ちなみに、今回出題した100haを超える日本最大のブドウ園は空知地方の鶴沼ワイナリーにあります。

 

後志も空知も北海道の欧・中東系品種の一大産地で、後志地方は2013年にワイン用ブドウの栽培面積で空知地方を抜き、栽培面積、収穫量ともに道内1位になっています。

北海道は多くの地方名や市町村名が登場しますが、後志と空知だけは必ず押さえましょう。

ソムリエ試験練習問題【日本】岩手県のブドウ品種

こんにちは!今回は岩手県のブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 岩手県の白ブドウ品種

Q:次のうち、岩手県における生産量が最も多い白ブドウを選んでください。

①キャンベル・アーリー

②リースリング・リオン

③ナイアガラ

④ミュラー・トゥルガウ

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正解は②のリースリング・リオンです!

①のキャンベル・アーリーは黒ブドウです。岩手県で白・黒ブドウ合わせて最大の生産量となっています。

③のナイアガラは岩手県で2位、④のミュラー・トゥルガウは岩手県で4位の白ブドウ品種です。

 

今回正解となったリースリング・リオンは岩手県以外ではあまり聞かないような品種ですが、岩手県や栃木県などで栽培されている品種です。

そのほとんどが岩手県で栽培されており、岩手県で最も重要な白ブドウ品種と言えます。

 

甲州三尺とリースリングを掛け合わせて開発されました。

 

サントリーが開発し、1975年に登録された品種で、リースリングよりも早生です。

柑橘系ですっきりとしたワインができます。

かつて沖縄サミットの乾杯にこのリースリング・リオンのスパークリングワインが使われたこともあります。

 

また岩手県の特徴的なブドウ品種としてヤマブドウがあります。

生産数量は41tで、岩手県の黒ブドウ生産量5位(県全体の6.6%)の品種です。

ヤマブドウの生産量としては日本全体の22%を占めます。

 

学名はヴィティス・コワニティといいます。

特徴としては、粒が小さく、色濃く極めて酸が高いです。

 

近年はその他欧・中東系品種のケルナーやアルバリーニョに挑戦するワイナリーが登場するなど、まだまだ新しい動きもあります。

ソムリエ試験練習問題【日本】ブドウの仕立て方法

こんにちは!今回は日本のブドウの仕立て方法について学習しましょう!

 

練習問題 日本のブドウの仕立て方法

Q:日本で棚仕立てが採用され始めた時代を選んでください。

①安土桃山時代

②江戸時代

③明治時代

④大正時代

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正解は②の江戸時代です!

 

日本で採用されているブドウの仕立て方法は大きく分けて、棚仕立てと垣根仕立てがあります。

世界的にみると垣根仕立てが広く採用されています。

 

そんな中で日本で棚仕立てが採用された大きな理由としては、温暖で湿潤な日本の気候に対応することが挙げられます。

棚仕立てでは果実の上を枝や葉が覆うことで強すぎる日差しからブドウの果実を守ることができます。

また、高い位置にブドウが成るので、地表から果実を離すことができ、ブドウを湿度から守り病害虫を防ぎやすくなります。

 

他にはワイン造りというものは、ブドウを収穫してから醸造、熟成、瓶詰などの作業を経るため収益化に時間がかかります。

枝を高く配置させる棚仕立てを採用することで、畑の低い位置で他の収益性の高い野菜などを栽培できるようにするというメリットもあったと言われています。

こうした理由で日本では江戸時代から棚仕立てが広く採用されてきました。

 

主な棚仕立てには「X字型剪定」「一文字型短梢剪定」「H字型短梢剪定」があります。

それぞれ写真を見てどの仕立て法か分かるようにしておきましょう。

 

まだ日本では棚仕立てが主流ではありますが、近年垣根仕立てが増加傾向にあり、全体の30.3%を占めるまでになりました。

これは国際品種が増加していることが起因しています。

棚仕立ては主に甲州やコンコードに採用され、垣根仕立ては主にシャルドネやメルロに採用されています。

ソムリエ試験練習問題【日本】交雑・交配品種

こんにちは!今回は日本の交雑・交配品種について学習しましょう!

まず交雑と交配の違いですが、交雑は異なる種を掛け合わせることであり、交配は同じ種を掛け合わせることです。

例えば、欧・中東系品種と欧・中東系品種を掛け合わせれば交配、欧・中東系品種とアメリカ系品種を掛け合わせれば交雑となります。

 

練習問題 日本の交雑・交配品種

Q:次のうち、アルモ・ノワールの交配元として正しいものを選んでください。

①カベルネ・ソーヴィニヨン×ツヴァイゲルト

②メルロ×ピノ・ノワール

③カベルネ・ソーヴィニヨン×ヤマブドウ

④メルロ×カベルネ・ソーヴィニヨン

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正解は①のカベルネ・ソーヴィニヨン×ツヴァイゲルトです!

問題のアルモ・ノワールは交配品種で、③は冒頭で書いた通り交雑になりますので、選択肢から除外できます。

 

日本のブドウ品種は諸外国と比べて交雑・交配品種が多いです。

以下に重要な品種と交雑・交配元を紹介します。

 

・バッフス=(シルヴァーナー×リースリング)×ミュラー・トゥルガウ

・ケルナー=スキアーヴァ・グロッサ×リースリング

・ミュラー・トゥルガウ=リースリング×マドレーヌ・ロイアル

・ドルンフェルダー=ヘルフェンシュタイナー×ヘロルドレーベ

・キャンベル・アーリー=ムーア・アーリー×(ベルビデレ×マスカット・ハンブルグ)

・ベーリー・アリカントA=ベーリー×アリカント・ブスケ

・ブラック・クイーン=ベーリー×ゴールデン・クイーン

・甲斐ノワール=ブラック・クイーン×カベルネ・ソーヴィニヨン

・マスカット・ベーリーA=ベーリー×マスカット・ハンブルグ

・山幸=ヤマブドウ×カベルネ・ソーヴィニヨン

・甲斐ブラン=甲州×ピノ・ブラン

・リースリング・リオン=甲州三尺×リースリング

・信濃リースリング=シャルドネ×リースリング

 

ここまで交雑・交配品種がおおいというのは、日本という本来であればブドウ栽培に向いていない気候を持つ土地に順応するための品種開発研究の賜物ですね。

そんなことを考えて日本ワインを飲むとより一層味わい深く感じられるかもしれません

ソムリエ試験練習問題【日本】ブドウ品種

こんにちは!今回は日本のワインのブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 日本のブドウ品種

Q:次のうち、日本国内で生産されているブドウの受入数量上位3位までの組み合わせとして正しいものを選んでください。

①1位甲州、2位マスカット・ベーリーA、3位メルロ

②1位マスカット・ベーリーA、2位甲州、3位コンコード

③1位甲州、2位シャルドネ、3位マスカット・ベーリーA

④1位甲州、2位マスカット・ベーリーA、3位ナイアガラ

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正解は④の1位甲州、2位マスカット・ベーリーA、3位ナイアガラです!

ちなみにこの後には4位コンコード、5位メルロ、6位シャルドネが続きます。

日本のブドウ品種は白ブドウと黒ブドウがほぼ同じ割合になっています。

 

日本のブドウ品種は国際品種は少なく、日本固有の交配品種やアメリカ系品種が多いのが特徴です。

 

できれば、黒ブドウと白ブドウ毎に生産量TOP5くらいは覚えておきたいところです。

また品種だけではなく、それぞれの品種がどこの都道府県で多く生産されているかも覚えておくと安心です。

都道府県は各品種毎に1つ~2つだけ覚えておけば、とりあえずはOKです。

 

例えば甲州であれば、1位はぶっちぎりで山梨県なのですが、2位に島根県が入ってきます。

島根県はそもそもあまりワイン造りを行っているイメージはない県ですが、2019年の日本ワインコンクールで島根ワイナリーの甲州が部門最高賞を受賞しています。

こういった状況も品種の主要産地から読み取ることができます。

ブドウ品種についての内容は、よく出題されますし、各生産地域毎の分野でも必要な知識になっていきますので面倒かもしれませんが、頑張って覚えましょう!

ソムリエ試験練習問題【日本】甲州

こんにちは!今回は甲州について学習しましょう!

 

練習問題 甲州

Q:次のうち、甲州ブドウの収穫時期を選んでください。

①8月後半~9月前半

②9月前半~9月中旬

③9月中旬~10月後半

④10月前半~10月中旬

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正解は③の9月中旬~10月後半です!

甲州は一般的に晩成とされていますが、収穫時期は幅広い点が特徴です。

 

甲州はやや薄い藤紫色の果皮を持ち、日本在来の生食兼用種です。

日本における醸造量は最多でそのうち9割以上が山梨県で生産されています。

 

●甲州の歴史

甲州の期限には2つの説があります。718年の「大善寺説」(行基説とも呼ばれることがあります)と1186年の「雨宮勘解由説」です。

 

2013年には甲州のDNAを解析し、そのルーツが解明されました。

甲州には欧・中東系品種であるVitis Vinifera(ヴィティス・ヴィニフェラ)のDNAに中国の野生種であるVitis Davidii(ヴィティス・ダヴィーディ)のDNAが含まれていることが分かりました。

このヴィティス・ダヴィーディは甲州関連の記述に特有の言葉で、試験でも問われることが多いです。

この解析結果から、甲州はカスピ海付近で生まれて、中国を渡り何百年もかけて日本に伝わってきたと考えられています。

 

●甲州の特徴

果皮が比較的厚く、欧・中東系品種に比べて耐病性はあります。

基本的には棚仕立てで栽培されます。

その中でも、大半が「X字型剪定」で、一部「一文字型短梢剪定」も採用されます。

 

甲州の生産量は3,361tで、日本のワイン用ブドウ品種の中では最も多く、全体の15.3%を占めています。

 

甲州は一次試験で出題されやすい上、二次試験でも出題の筆頭候補です。余裕があれば早めに飲んでみてください。

ソムリエ試験練習問題【日本】ワイン法

こんにちは!今回は日本のワイン法について学習しましょう!

今回は正誤問題で細かい内容を問います

 

練習問題 日本のワイン法

Q:次の日本のワイン法に関する記述のうち、正しいものを選んでください。

①クリオエキストラクシオンが認められている。

②輸入ブドウを国内で醸造したワインは「日本ワイン」と表記できる。

③75%使用した単一ブドウ品種名をラベルに表示できる。

④「シャトー」の表記は認められているが、「ドメーヌ」の表記は認められていない。

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問題の正解はこちら!

正解は①のクリオエキストラクシオンが認められている。です!

 

クリオエキストラクシオンとは、アイスワインに用いられる技法で、人為的に冷凍したブドウを圧搾して糖度の高い果汁を得る方法です。

アイスワインといえばカナダが有名ですが、カナダではこのクリオエキストラクシオンは認められていません。

ですので、人為的に果汁を凍らせることは禁止されているイメージが定着しますので、日本も禁止されていると思い込みがちです。

私は受験自体に同じような練習問題が出て間違えた記憶があります。。。

2023年度版教本の89ページ表1に記載がありますので、参照してみてください。

 

②は輸入ブドウを使用した場合は「日本ワイン」とは名乗れませんので誤りです。

日本ワインは国産ブドウを使って同産地で醸造したワインのみ名乗れます。

 

③は75%が誤りです。

単一品種の表示をする場合は、その品種を85%以上使用する必要があります。

 

④はドメーヌもシャトーの表記も認められているので誤りです。

ドメーヌタカヒコやシャトーメルシャンなどが実際にありますね。

今回は少し細かい出題でしたが、日本のワインは教本ではそこまでボリュームはないですが、フランスに次ぐくらいの出題頻度があり、点数アップに結び付きやすい分野です。

是非得意分野にしてしまいましょう!

ソムリエ試験練習問題【日本】地理的表示制度(G.I.)

こんにちは!今回は日本の地理的表示制度(G.I.)について学習しましょう!

 

練習問題 日本の地理的表示制度

Q:次のうち、G.I.に北海道が指定された年を選んでください。

①2013年

②2015年

③2018年

④2021年

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正解は③の2018年です!

 

地理的表示制度(G.I.)とは、商品の品質や社会的評価がその産地と本質的につながりがある場合に、その産地名を独占的に表示することができる制度です。

ややこしいですが、ざっくり言うと「ここにしかない!」という個性がある商品に産地名を名乗れるようにする制度です。

 

ワイン以外の食品にも同じような制度はあります。

その代表例が和牛です。

例えば近江牛は滋賀県で育てられる和牛ですが、歴史上江戸幕府へと献上されていたり、滋賀県の豊かな自然で囲まれ、琵琶湖の水を飲んで育つなど商品と産地との強いつながりが認められ地理的表示を認められています。

 

ワインでG.I.表示が認められている例は下記の5つがあります。

・山梨 2013年7月指定

・北海道 2018年6月指定

・山形 2021年6月指定

・長野 2021年6月指定

・大阪 2021年6月指定

生産量の多い都道府県が指定されるイメージはありますが、大阪が認められているのは意外ですね。

大阪は食用ブドウ栽培が盛んだった経験を活かし、デラウェアなど食用品種を主体として使ったワインが評価されています。

 

さらに、ワイン以外の種類では、下記が指定されています。

・焼酎 壱岐、球磨、琉球、薩摩

・清酒 白山、山形、灘五郷、はりま、三重、利根沼田、萩、山梨、佐賀、長野、日本酒(国レベル)

・その他の酒類 和歌山梅酒

ソムリエ試験練習問題【日本】表示ルール

こんにちは!今回は日本のワインのラベル表示ルールについて学習しましょう!

 

練習問題 日本のラベル表示ルール

Q:次のうち、単一ブドウ品種をラベルに表示する際の最低使用量の割合を選んでください。

①75%

②85%

③95%

④100%

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正解は②の85%です!

単一品種を表示する際の使用割合は各国で異なり、アメリカやチリなど75%の国もありますので区別しておきましょう。

 

ワインラベルの表示ルールは2015年に国税庁によって制定され、2018年に施行されました。

このルールでは、主に①「日本ワイン」の定義、②表ラベルの表示、③裏ラベルの表示について定められています。

 

①「日本ワイン」の定義

このルールができる前までは「国産ワイン」という呼ばれるワインがあり、それが輸入果汁を使用したものか、国産果汁のみを使用したものか分かりにくいものでした。

そのため「日本ワイン」を国産ブドウのみを使用して日本国内で製造された果実酒と定めました。

 

一方輸入ブドウを使って国内で製造されたワインは「国内製造ワイン」と呼ばれます。

 

②表ラベルのルール

上記の日本ワインの場合にのみ「日本ワイン」という表記、地名、ブドウ品種名、収穫年を表示することが可能です。

 

産地名や収穫年を表示する際はその地名、収穫年に収穫したブドウを85%以上使用し、同地名で醸造する必要があります。

 

また品種表示するためには、下記のルールがあります。

 

・単一品種の場合、単一品種を85%以上使用する。

・2品種の場合、2品種合計で85%以上使用し、量の多い順に表示する。

・3品種以上の場合、表示する品種を合計85%以上使用し、それぞれの品種の使用量の割合と合わせて、使用量の多い順に表示する。

 

日本の地名や品種をラベル表示する際の最低使用量の割合は全て85%です!ここは覚えやすいですね

 

③裏ラベルの表示ルール

裏ラベルには下記の項目をまとめて表示する必要があります。

・日本ワイン(日本ワインの場合、必ず表示する)

・品目(果実酒など)

・原材料

・製造者

・内容量

・アルコール度数

 

 

ラベル表示ルールは各国によってまちまちでややこしいので、「輸出向けのチリワインも85%だったな、、」など、他の国のルールと比べながら覚えるのもおすすめです。

ソムリエ試験練習問題【日本】歴史

こんにちは!今回は日本の歴史について学習しましょう!

併せて試験に出やすい年号も一覧でご紹介させていただきます。

 

練習問題 日本の歴史

Q:次のうち、国税庁がワインラベルの表示ルールを定めた年を選んでください。

①2010年

②2013年

③2015年

④2016年

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問題の正解はこちら!

正解は③の2015年です!

 

このワインラベルの表示ルールでは「日本ワイン」の定義や、地名、ブドウ品種の表示ルールが決められました。

日本のワイン界では非常に重要な出来事ですので、必ず内容も含めて押さえましょう。

 

下記に日本の歴史で重要な出来事とその年号をまとめます。

山梨県の出来事は赤色北海道の出来事は青色、その他は黒色にしています。

 

718年 甲州の大善寺説

1186年 甲州の雨宮勘解由説

1874年 山田宥教と詫間憲久が甲府で初めて本格的なワイン造りを行う

1876年 北海道で初のワイン醸造

1877年 大日本山梨葡萄酒会社設立

1893年 岩の原葡萄園が川上善兵衛によって設立

1927年 マスカット・ベーリーA開発

1973年 ワイン元年

1975年 果実酒の消費量が甘味果実酒を上回る

2009年 Kosyu of Japan発足

2010年 甲州がO.I.V掲載、甲州市原産地呼称ワイン認証制度制定

2012年 日本初の委託醸造を目的としたワイナリーが設立

2013年 山梨がGIに指定、マスカット・ベーリーAがO.I.V掲載、信州ワインバレー構想

2015年 国税庁がワインラベルの表示ルールを定める

2016年 上山市と南陽市がワイン特区に指定

2017年 GI山梨の見直し

2018年 北海道がGIに指定、ワインラベルの表示ルール施行

2020年 山幸がO.I.V掲載

2021年 山形、長野、大阪がGIに指定

日本ワインはソムリエ協会としても裾野を広げたいという考えがあり、試験でも出題頻度が高いです。

年号などもしっかりと覚えて試験に備えましょう。