フランス

ソムリエ試験練習問題【フランス概論】白ブドウ品種

こんにちは!今回はフランスワインの白ブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 フランスワインの白ブドウ品種

Q:次のフランスの白ブドウの栽培面積TOP3のうち、正しいものを選んでください。

①1.シャルドネ 2.ソーヴィニヨン・ブラン 3.コロンバール

②1.シャルドネ 2.ユニ・ブラン 3.ソーヴィニヨン・ブラン

③1.ユニ・ブラン 2.シャルドネ 3.ソーヴィニヨン・ブラン

④1.ユニ・ブラン 2.シャルドネ 3.コロンバール

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。

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問題の正解はこちら!

正解は③の1.ユニ・ブラン 2.シャルドネ 3.ソーヴィニヨン・ブランです!

 

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの順番は分かった方は多いと思いますが、ユニ・ブランは少し聞き馴染みのない品種ですよね

 

ユニ・ブランはフランスの南西部やプロヴァンス地方で栽培されている品種です。

イタリアではトレッビアーノと呼ばれており、こちらの方が日本では馴染みがありますね。

 

フランスではとりわけブランデー用としてコニャック地方のものが有名です。

蒸留酒造りには蒸留の工程があるため、ワインを造るよりも大量の果汁が必要になります。

そのため、知名度はあまり高くありませんが、栽培面積がここまで広くなりました。

 

またプロヴァンス地方産のユニ・ブランの多くは日常消費用ワインのブレンド用として栽培されており、栽培面積が広がる要因となっています。

 

選択肢にあるコロンバールというブドウ品種もブランデー用としてコニャック地方などで栽培されています。

同じブランデーに使われるユニ・ブランと混同しないようにしましょう。

コロンバールはフィロキセラ渦以降栽培面積が減少した点が区別するポイントです。

フランスのみならず、ブドウ品種の問題はどの国でも頻出事項です。

必ず、TOP3までは覚えるようにしましょう!

ソムリエ試験練習問題【シャンパーニュ】熟成規定

こんにちは!今回はシャンパーニュの熟成規定について学習しましょう!

 

練習問題 シャンパーニュの熟成規定

Q:次のうち、シャンパーニュのNon Millesimeに定められた瓶詰めから出荷までの最低熟成期間を選んでください。

①9か月

②12か月

③15か月

④36か月

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正解は③の15か月です!

今回は②の12か月と④の36か月が特に紛らわしかったかもしれません。

 

まず、問題文にあるNon Millesimeについてですが、シャンパーニュには単一ヴィンテージのMillesimeと複数ヴィンテージのワインをブレンドするNon Millesimeがあります。

それぞれ最低熟成年数が異なります。

 

Millesimeは作柄が特に良い年に造られるシャンパーニュで、瓶詰めから最低36か月の熟成が義務付けられています。

 

Non Millesimeは、厳しい気候のシャンパーニュ地方では毎年一定の品質を保つことが難しいため、複数の収穫年のワインをブレンドして品質の均一化を図ったものです。

規定では瓶詰めから最低15か月間出荷してはいけません。

また、ここがややこしいのですが、瓶詰めから澱引きまで最低12か月間の瓶内熟成が義務付けられています。

 

MillesimeとNon Millesimeで熟成期間が異なるのはもちろん、同じNon Millesimeでも「出荷まで」と「澱引きまで」で熟成期間が異なる点に注意しましょう。

 

 

また、今後学習を進められることと思いますが、他の地域のスパークリングワイン、例えばクレマンやカヴァなども熟成規定がありますので、学習される際はシャンパーニュと比較しながら記憶するようにすると覚えやすいです。

ソムリエ試験練習問題【フランス概論】黒ブドウ品種

こんにちは!今回はフランスワインの黒ブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 フランスワインの黒ブドウ品種

Q:次のフランスの黒ブドウの栽培面積TOP3のうち、正しいものを選んでください。

①1.メルロ 2.カベルネ・ソーヴィニヨン 3.グルナッシュ

②1.グルナッシュ 2.メルロ 3.シラー

③1.カベルネ・ソーヴィニヨン 2.グルナッシュ 3.メルロ

④1.メルロ 2.グルナッシュ 3.シラー

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正解は④の1.メルロ 2.グルナッシュ 3.シラーです!

 

メルロは栽培面積が114,785haで、主にボルドーやシュッド・ウエスト、ラングドック・ルーションで栽培されています。

グルナッシュは栽培面積が84,745haで、主に南部ローヌ、ラングドック・ルーションで栽培されています。

シラーは栽培面積が67,040haで、主にローヌ、プロヴァンス、ラングドック・ルーションで栽培されています。

また、シラーはセリーヌというシノニムもありますので押さえておきましょう。

 

このTOP3の品種を見て、意外に思われた方も多いのではないでしょうか。

フランスワインでメジャーなカベルネ・ソーヴィニヨン(4位)やピノ・ノワール(5位)がランクインしていません。

これには栽培の難しさが関係しています。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンは、一般的に晩熟の品種と言われています。

収穫期が遅いとその分天候のリスクを多く抱えるということになります。

 

ピノ・ノワールは気まぐれと言われるほど栽培が難しい品種です。

気候や土壌を選ぶ傾向があり、病気にも弱いです。

 

対してメルロは早熟な上湿った気候にも順応しやすく、収量も多いです。

このような理由でメルロが他のメジャー品種を抜いて栽培面積1位となっています。

 

各国のブドウ品種栽培面積は非常に重要です。必ずTOP3までは答えられるようにしておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【シャンパーニュ 難易度高め】

こんにちは!今回はシャンパーニュの少し難しい問題を解いてみましょう!

 

練習問題 シャンパーニュ

Q:次のシャンパーニュについての記述のうち誤っているものを選んでください。

①マルヌ県のブドウ畑の多くは白亜質の母岩を持つ。

②「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」が世界文化遺産に登録されたのは2015年である。

③最も栽培面積が大きい品種はピノ・ノワールである。

④シャンパーニュのロゼはセニエ法、直接圧搾法、混醸法で造ることができる。

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正解は④のシャンパーニュのロゼはセニエ法、直接圧搾法、混醸法で造ることができる。です!

シャンパーニュのロゼは、マセラシオンまたはセニエ、直接圧搾法、アッサンブラージュ(白ワインと赤ワインをブレンドする方法)のいずれかで造られます。混醸法では造られません。

 

①の白亜質はべレムナイトと呼ばれる軟体動物の化石を含むことがあるということや、オーブ県のブドウ畑はジュラ紀のキンメリジャンの泥灰質土壌であるということを押さえておきましょう。

 

②のユネスコの世界文化遺産に登録された年号はシャンパーニュの分野で最も問われやすい年号の一つです。

 

③主要3品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ)の中でピノ・ノワールが最も多く栽培され、シャンパーニュ全体の39%を占めます。

2番目はムニエで、栽培面積は33%を占めます。

主要3品種で最も栽培面積が小さいのがシャルドネで、栽培面積は28%です。

 

 

今回は難しかったかもしれませんが、正解の選択肢は試験本番までには押さえておきたい知識です。

このレベルの問題でも消去法で解けるように頑張っていきましょう

ソムリエ試験練習問題【シャンパーニュ】登録業態とその略号

こんにちは!今回はシャンパーニュの登録業態について学習しましょう。

登録業態という言葉は聞き慣れないものだとは思いますが、NMやRMなどは受験生にとってまだ馴染みがあるかもしれません。

 

練習問題 シャンパーニュの登録業態とその略号

Q:次のうち、スーパーマーケットやレストランなどのプライベートラベルが貼られたシャンパーニュを表す略号を選んでください。

①CM(Cooperative de Manipulation)

②SR(Societe de Recoltants)

③ND(Negociant-Distributeur)

④MA(Marque d’Acheteur)

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正解は④のMA(Marque d’Acheteur)マルク・ダシュトゥールです!

 

選択肢の略号の意味と見分けるポイントとなるキーワードを下記に記しておきます。

CM:加盟する栽培農家が持ち込んだブドウを原料として、醸造から販売まで行う生産者協同組合。「加盟する栽培農家が持ち込んだ」がキーワードです。

SR:一族の所有するブドウ畑で収穫された原料を用いてシャンパーニュを醸造、販売する栽培農家。「一族の所有」がキーワードです。

ND:完成したシャンパーニュを購入し、自社ブランドのラベルを張って販売する流通業者。「流通業者」がキーワードです。

MA:スーパーマーケットやレストランなどのプライベートラベルが貼られたシャンパーニュ。「スーパーマーケットやレストラン」がキーワードです。

 

 

これらの略号はその業態に応じてCIVC(シャンパーニュ委員会)によって登録され、ラベルに記載されます。

今度シャンパーニュのボトルを見られた際はラベルに書かれた略号を探してみてはいかがでしょうか。

ソムリエ試験練習問題【シャンパーニュ】グランクリュ

こんにちは!今回はシャンパーニュのグランクリュについて学習しましょう!

 

練習問題 シャンパーニュのグランクリュ

Q:次のうち、コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュを選んでください。

①Ambonnay

②Ay

③Mailly-Champagne

④Cramant

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正解は④のCramant(クラマン)です!

①のAmbonnay(アンボネー)と③のMailly-Champagne(マイイ・シャンパーニュ)はモンターニュ・ド・ランス地区、②のAy(アイ)はヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のグランクリュです。

 

シャンパーニュには4大栽培地区があります。それが下記の4地区です。

・モンターニュ・ド・ランス

・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ

・コート・デ・ブラン

・コート・デ・バール

 

グランクリュはあり、下記の通りコート・デ・バール以外の地区に位置しています。

 

モンターニュ・ド・ランス地区:Ambonnay(アンボネー)、Beaumont sur Vesle(ボーモン・シュール・ヴェル)、Bouzy(ブージー)、Louvois(ルーヴォワ)、Mailly-Champagne(マイイ・シャンパーニュ)、Puisieulx(ピュイジュー)、Sillery(シルリー)、Verzenay(ヴェルズネー)、Verzy(ヴェルジー)

 

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区:Ay(アイ)、Tours sur Marne(トゥール・シュール・マルヌ)

 

コート・デ・ブラン地区:Avize(アヴィーズ)、Chouilly(シュイイ)、Cramant(クラマン)、Le Mesnil sur Oger(ル・メニル・シュール・オジェ)、Oger(オジェ)、Oiry(オワリー)

 

それぞれのグランクリュがどこの地区に位置しているかは覚えておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【フランス概論】A.O.C.の制定

こんにちは!今回はフランス概論について学習しましょう!

フランスは教本でも最もボリュームがあり、概論はその基礎となる部分です。

 

練習問題 A.O.C.の制定

Q:次のうち、フランスのワイン法、A.O.C.(原産地統制呼称)が制定された年を選んでください。

①1976年

②1935年

③1963年

④1932年

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問題の正解はこちら!

正解は②の1935年です!

①の1976年はパリテイスティングが行われた年、③の1963年はイタリアのワイン法が制定された年、④の1932年はスペインのワイン法が制定された年です。

伝統国、新興国かかわらず、各国のワイン法が制定された年号は頻出事項です。必ず押さえましょう。

伝統国の中でもスペインは意外なことにフランスよりも早くからワイン法が制定されていたことがポイントです。

 

フランスのワイン造りは19世紀後半にフィロキセラやベト病の被害を受けたうえ、その後の第一次世界大戦や世界恐慌の影響で粗悪なワインの流通や、産地偽装などの不正が横行しました。

これらを規制するためにシャトーヌフ・デュ・パプの生産者で法律家のバロン・ル・ロワとジロンド県の国会議員であったジョゼフ・カピュスが運動を起こしました。

そして1935年にI.N.A.O.の前進が設立され、A.O.C.(原産地統制呼称)が制定されることになります。

また、このA.O.C.は後の欧州連合の共通ワイン法であるA.O.P.やD.O.P.の基礎となります。

 

繰り返しになりますが、ワイン法の制定は非常に重要です。

年号はもちろん、ワイン法制定までの大まかな歴史も押さえておくようにしましょう。