過去問・練習問題

ソムリエ試験練習問題【ジュラ・サヴォワ】サヴォワのA.O.C.

こんにちは!今回はサヴォワ地方のA.O.C.について学習しましょう!

かなり受験生の関心の薄い分野ですが、忘れずに対策しておきましょう

 

練習問題 サヴォワ地方のA.O.C.

Q:次のうち、A.O.C.Seysselの白ワインに使用されるブドウ品種を選んでください。

①Chardonnay

②Chasselas

③Jacquere

④Altesse

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は④のAltesse(アルテス)です!

サヴォワ地方は他の地方ではあまり見られないような品種が多く、多くの受験生が苦戦する箇所かと思います。

 

特にSeyssel(セイセル)はややこしく、白ワインはアルテスのみが認められているのですが、モレットという品種を使用した場合Seyssel Molette(セイセル・モレット)を名乗ります。

さらにSeysselには発泡性の白もあるのですが、品種はAltesse、Chasselas、Moletteの3品種が使用可能となります。

正直かなりややこしいですよね。。。最低限Seyssel=Altesseという点だけは押さえておきましょう。

 

ちなみにAltesseはサヴォワ地方の主要な白ブドウ品種です。

Roussette(ルーセット)というシノニムを持っています。これはブドウが完熟したときにRousse(赤褐色)になることに由来します。

Altesseの使用はSeysselの他には、Vin de Savoie(ヴァン・ド・サヴォワ)、Cremant de Savoie(クレマン・ド・サヴォワ)、Roussette de Savoie(ルーセット・ド・サヴォワ)、Bugey(ビュジェイ)で認められています。

 

サヴォワは正直重要度は低いので、各A.O.C.の生産可能色や品種など記憶する領域を絞り、あまり深追いしすぎないようにしましょう。

ソムリエ試験練習問題【ジュラ・サヴォワ】特殊なワイン

こんにちは!今回はジュラ・サヴォワ地方について学習しましょう!

フランスの中では最も地味とも言える地方です

しかしその分覚えることは少ないです。

 

練習問題 ジュラ地方の特殊なワイン

Q:次のVin Jauneについての記述のうち、正しいものを選んでください。

①品種はサヴァニャンとムロン・ダルボワが認められている。

②産膜酵母下で最低60か月熟成させる。

③Clavelinと呼ばれる容量500mlのボトルに詰める。

④ワインの熟成中にウイヤージュを行う。

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正解は②の産膜酵母下で最低60か月熟成させる。です!

Vin Jaune(ヴァン・ジョーヌ)は日本語で黄色ワインであり、白ワインをフロールと呼ばれる産膜酵母下で長期熟成させたものです。60カ月って相当長いですよね

ジュラ自体正直地味な範囲ですし、実生活でも見ることも少ないワインなので苦手に思っている方も多いかもしれません。。

 

各選択肢の間違いを確認しましょう。

①はムロン・ダルボワが間違いです。Vin Jauneはサヴァニャンしか認められていません。

③は容量500mlが間違いです。Clavelinは620mlのボトルです。

④はウイヤージュを行うが間違いです。ウイヤージュとは補酒のことで、ワインの熟成中に蒸発して目減りした分を継ぎ足す事です。

ワインを継ぎ足すと産膜酵母が崩れてしまいますね。

 

またジュラ地方の特殊なワインにはもう一つ、Vin de Paille(ヴァン・ド・パイユ)という甘口ワインがあります。

ワラの上でブドウを乾燥させたことからこの名前が付けられました。

最低熟成期間が18カ月になっているなど、Vin Jauneと異なる点がありますので、区別できるようにしておきましょう。

正直ジュラ・サヴォワ地方はこの特殊なワインと、各A.O.C.の特徴、料理と食材くらいしか試験対策をする要素はないと思います。

ソムリエ試験練習問題【アルザス】気候風土

こんにちは!今回はアルザスの気候風土について学習しましょう!

 

練習問題 アルザスの気候風土

Q:アルザスのブドウ畑の西側に延びている山脈を選んでください。

①アルプス山脈

②ピレネー山脈

③ヴォージュ山脈

④ジュラ山脈

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正解は③のヴォージュ山脈です!

アルザスはこれといって出題ポイントが少ないですが、特徴的な地理的要素を持っていますので今回のような総論は重要です。

 

アルザス地方は西側をヴォージュ山脈、東側をライン川に挟まれています。

この2つの地形は非常に重要です。どちらが東か西かも区別できるようにしておきましょう。

ライン川はドイツとの国境ですので、そこから東側にあると判断しやすいと思います。

 

ヴォージュ山脈は西側からの湿った空気を遮断するので、アルザスは年間降水量500~600mmとフランスでも特に降水量の少ないワイン産地となっています。

またヴォージュ山脈を越えてアルザスに吹く風はフェーン現象を起こし、アルザス地方に温かく乾燥した気候をもたらします。

 

①のアルプス山脈はヨーロッパ中央を跨る大きな山脈で、フランスとイタリア、スイスの国境に位置しています。

この近くに位置するフランスワイン産地としてはジュラ・サヴォワ地方が挙げられます。

 

②のピレネー山脈はフランスとスペインとの国境に位置する山脈です。

シュッド・ウエストが近くに位置しています。その中でもIrouleguy(イルレギー)という産地はスペインとの国境付近に位置し、問題にもなりやすいです。シュッド・ウエストを学習される際に思い出していただければと思います。

 

④のジュラ山脈はフランスとスイスとの国境に位置しています。

この付近にはジュラ・サヴォワがあります。

 

ワインを学習しているのになぜ気候風土まで覚えるのか疑問に思われるかもしれませんが、地理を学習すると、なぜこういう気候になるのかが分かり、そして気候が分かるとその産地でどのような性質のワインができるかが予想できるようになります。

ワインを学習して良かったと思える瞬間の一つです

ソムリエ試験練習問題【アルザス】グラン・クリュの例外規定

こんにちは!今回はアルザスのグランクリュの例外規定について学習しましょう!

アルザスにはグラン・クリュがなんと51個もあるのですが、ブルゴーニュと違って全て覚える必要はありません

むしろ例外規定の方がよく問われます。

 

練習問題 アルザスのグラン・クリュ

Q:A.O.C.Alsace Grand Cruで、Sylvanerを単一で醸造することができるものを選んでください。

①Altenberg de Bergheim

②Zotzenberg

③Kaefferkopf

④Wineck-Schlossberg

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正解は②のZotzenberg(ゾッツェンベルグ)です!

 

アルザスのグラン・クリュは原則として認められている品種はリースリング、フェヴルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカの4つです。

ただし例外が3つあり、それがZotzenberg(ゾッツェンベルグ)とAltenberg de Bergheim(アルテンベルグ・ド・ベルガイム)とKaefferkopf(ケフェルコップフ)です。

 

Zotzenbergはリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、シルヴァネールのいずれかを単一で醸造します。ミュスカではなくシルヴァネールが認められているのがポイントです。

 

Altenberg de Bergheimはゲヴュルツトラミネール、リースリング、ピノ・グリいずれかの単一醸造、もしくはこれら3品種の混醸が認められています。

 

Kaefferkopfはゲヴュルツトラミネール、リースリング、ピノ・グリいずれかの単一醸造、もしくはゲヴュルツトラミネール、リースリング、ピノ・グリ、ミュスカを混醸またはアッサンブラージュが認められています。

Altenberg de Bergheimと似ていますが、違いは混醸とアッサンブラージュにミュスカが認められている点と、アッサンブラージュが認められている点です。

ちなみに混醸とアッサンブラージュの違いは混醸は果汁の段階で混ぜるのに対して、アッサンブラージュはワインにしてから混ぜる点です。

ワイン概論の知識は意外なところで登場します。時々復習しておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【アルザス】甘口ワインの果汁糖度

こんにちは!今回はアルザスの甘口ワインについて学習しましょう!

 

練習問題 アルザスの甘口ワインの最低糖度

Q:A.O.C.AlsaceのRieslingとMuscatの「Selection de Grains Nobles」の最低果汁糖度を選んでください。

①244g/L

②270g/L

③276g/L

④306g/L

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正解は③の276g/Lです!

 

アルザスの甘口ワイン「Vendanges Tardives」と「Selection de Grains Nobles」の収穫時の最低糖度はアルザスの中で出題の筆頭候補です。

細かい数字まで覚えましょう。

 

「Vendanges Tardives」のVendangesはワイン概論でも学習しました通り収穫の意味で、Tardivesは遅いという意味です。

すなわち遅摘みのワインということですね。

「Selection de Grains Nobles」は直訳は異なりますが、貴腐ワインの意味です。

Noblesが高貴なという意味がありますから、同じく貴という漢字の付く貴腐と結び付けて覚えましょう。

 

教本にも記載されていますが、下記の表は必ず押さえましょう。

Vendanges Tardives Selection de Grains Nobles
Gewurztraminer

Pinot Gris

270g/L 306g/L
Riesling

Muscat

244g/L 276g/L

ご覧のように覚える数字は4種類だけです!

ちなみにGewurztraminerとPinot Grisはもともと果汁の糖度が上がりやすい品種のため最低糖度の規定が厳しくなっています。

アルザスは正直出題されるようなポイントは少ないです。

気楽に学習を進めましょう

ソムリエ試験練習問題【ローヌ】ローヌ渓谷地方北部のA.O.C.

こんにちは!今回はローヌ渓谷地方北部のA.O.C.について学習しましょう!

 

練習問題 ローヌ渓谷地方北部のA.O.C.

Q:次のうち、ローヌ渓谷地方の最北端に位置するA.O.C.を選んでください。

①Saint-Joseph

②Cote-Rotie

③Hermitage

④Chateau-Grillet

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正解は②のCote-Rotie(コート・ロティ)です!

Cote-Rotieはローヌ渓谷の最北端にあり、「焼け焦げた丘」という意味の名前の通り、日当たりの良い急斜面にブドウが植えられています。

シラーから造られる力強い赤ワインのイメージですが、白ブドウ品種のViognierを20%まで混植、混醸することが

認められています

 

①のSaint-Joseph(サン・ジョセフ)は赤と白が生産可能で、赤はSyrah主体で白ブドウのMarsanneとRoussanneが10%まで混醸することが認められています。白はマルサンヌとルーサンヌが使われます。

 

③のHermitage(エルミタージュ)は赤と白に加えてヴァン・ド・パイユも生産可能です。

Hermitageの赤はSyrahに15%までMarsanneとRoussanneを混醸することが認められています

名前の似ているCrozes-Hermitage(クローズ・エルミタージュ)も品種構成は同じですが、ヴァン・ド・パイユは認められていません。

 

④のChateau-Grillet(シャトー・グリエ)はCondrieuに囲まれたわずか3haとローヌ最小のA.O.C.です。

ボルドーのシャトー・ラトゥールを所有するピノー家のモノポール(単独所有)となっています。

Viognierを使った白ワインが生産されます。

 

ローヌの北部と南部の地図を見比べると、南部は東西南北広範囲にA.O.C.が位置している印象ですが、北部は南北に直線状にA.O.C.が並んでいる印象があると思います。

ブルゴーニュにも通ずることですが、このような直線状に並んだ地方というのは地図問題が出やすいです。

今回のCote-Rotieが最北端にあることや、Hermitageがローヌ川の左岸に位置していることなど、地図で確認してみてください。

ソムリエ試験練習問題【ローヌ】主なブドウ品種

こんにちは!今回はローヌ渓谷地方のブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 ローヌ渓谷地方のブドウ品種

Q:次のうち、ローヌ渓谷地方で主に使用される品種として誤っているものを選んでください。

①Grenache

②Syrah

③Mourvedre

④Pinot Noir

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正解は④のPinot Noirです!

Pinot Noirはフランス国内ではブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方、アルザス地方など、冷涼な気候で栽培されています。

ローヌ渓谷地方はフランスでも南部に位置し、特にローヌ南部は地中海性気候の影響が強く、暖かい気候です。

Chatillon-en-Diois(シャティヨン・アン・ディオワ)などで一部栽培されていますが、他の選択肢の3品種に比べるとごくわずかです。

 

正解の選択肢のGrenache(グルナッシュ)、Syrah(シラー)、Mourvedre(ムールヴェードル)はローヌを代表する黒ブドウ品種です。

南部ローヌでは全てブレンドにしようされ、北部ローヌではSyrahが使用されます。

また、これら3つの品種はローヌのみならず、ラングドック・ルーション地方やプロヴァンス・コルスなど南仏において非常に重要な品種となっていますので忘れないようにしましょう。

 

さらにスペインでは、GrenacheはGarnacha(ガルナッチャ)、MourvedreはMonastrell(モナストレル)と呼ばれ、生産量が多い品種となっています。

 

白ブドウ品種では、Viognier(ヴィオニエ)、Marsanne(マルサンヌ)、Roussanne(ルーサンヌ)、Clairette(クレレット)があります。

ただしローヌ渓谷地方では暖かい気候を反映し、赤ワインの生産の方が盛んです。

A.O.C.ワインに限っていえば、生産量の75%が赤、16%がロゼで、白は9%ほどです。

ロゼが白より多いのも意外なポイントですね。

ロゼの生産が盛んなプロヴァンス地方に近い立地であることも影響していると考えられます。

今回は基礎的な品種の問題でしたが、他の南仏の地方でも登場する品種ですので、あえて出題しました。

ラングドックやプロヴァンスの学習の際に思い出していただければ幸いです

ソムリエ試験練習問題【ブルゴーニュ】ジュヴレ・シャンベルタンのグランクリュ

こんにちは!今回はジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュについて学習しましょう!

少し難しめなので全く分からなくても気にしないでくださいね

 

練習問題 ジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュ

Q:次のジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュのうち、Chambertin Clos-de-BezeとCharmes-Chambertin両方と接しているものを選んでください。

①Chapelle-Chambertin

②Latricieres-Chambertin

③Griotte-Chambertin

④Mazis-Chambertin

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正解は③のGriotte-Chambertin(グリオット・シャンベルタン)です!

 

今回のような地図にまつわる問題はグラン・クリュからの出題が多いです。

その中でもジュヴレ・シャンベルタンはブルゴーニュで最多の9つのグラン・クリュを持っているため出題されやすい村と言えるでしょう。

 

ちなみに選択肢にはありませんでしたが、今回の問題はもう一つ答えがあります。

Chambertin(シャンベルタン)も両方のグラン・クリュに接しています。

 

またジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュの重要なポイントとして、独特な名称のルールがあります。

 

・シャンベルタン・クロ・ド・ベーズはシャンベルタンを名乗ることができるがシャンベルタンはシャンベルタン・クロ・ド・ベーズを名乗ることはできない。

・マゾワイエール・シャンベルタンはシャルム・シャンベルタンを名乗ることができるが、シャルム・シャンベルタンはマゾワイエール・シャンベルタンを名乗ることはできない。

 

やはりブルゴーニュのグラン・クリュは他のプルミエ・クリュなどと比べて細かいところまで問われる印象があります。

教本の地図など細かくチェックしておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【ブルゴーニュ】ボージョレ地区のA.O.C.

こんにちは!今回はボージョレ地区のA.O.C.について学習しましょう!

正直ボージョレ地区は他のブルゴーニュの地区に比べて重要論点となる箇所は少ないです。

 

練習問題 ボージョレ地区のA.O.C.

Q:次のボージョレ地区の村名A.O.C.うち、最も南に位置しているものを選んでください。

①Regnie

②Chiroubles

③Chenas

④Brouilly

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正解は④のBrouilly(ブルイィ)です!

 

ボージョレ地区には2つの地方名A.O.C.と10の村名A.O.C.があります。

このうち村名A.O.C.はCrus du Beaujolais(クリュ・デュ・ボージョレ)と呼ばれています。

また、Crus du Beaujolaisは10か所全て赤ワインのみ生産が認められています。

 

Crus du Beaujolaisは出題される可能性は十分にありますが、10か所すべての特徴を押さえておくのは骨が折れます。。

そこで私は受験生時代、教本の最上級の表現を使っている箇所のみ覚えていました。

最上級の表現とは今回の問題でいう 最も南に位置する などです。

これさえ押さえておけば地図問題もある程度対応できます。

下にまとめておきますので、ご参考ください。

 

Brouilly(ブルイィ):最も南に位置する。面積最大。

Regnie(レニエ):1988年に加わった最新のクリュ。

Chiroubles(シルーブル):最も高地に位置する。

Fleurie(フルーリー):最もエレガント。

Chenas(シェナ):面積最小。

Julienas(ジュリエナ):最も花崗岩の土地が少ない。

Saint-Amour(サン・タムール):最も北に位置する

 

今回のように最重要項目だけに絞ってサクッと終わらせましょう

ソムリエ試験練習問題【ブルゴーニュ】マコネ地区のA.O.C.

こんにちは!今回はマコネ地区のA.O.C.について学習しましょう!

マコネ地区は最近大きな法改正があった地区です。今回はそこからの出題です。

 

 

練習問題 マコネ地区のA.O.C.

Q:次のうち、2020年に新たにプルミエ・クリュの認定を受けたA.O.C.を選んでください。

①Vire-Clesse

②Pouilly-Fuisse

③Pouilly-Loche

④Saint-Veran

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正解は②のPouilly-Fuisse(プイィ・フュイッセ)です!

今回のような問題は聞いたことがない限り太刀打ちできない難問でした。。

 

マコネ地区には5つの村名A.O.C.があり、すべてシャルドネから造られる白ワインのみ認められています。

その中でもプイィ・フュイッセは以前から最も洗練された白ワインを産する村名A.O.C.と言われてきました。

 

10年にわたってI.N.A.O.(国立原産地名称研究所)で審査が続けられていたのですが、ついに2020年9月3日にプルミエ・クリュの表記が認められました。

表記は他のブルゴーニュのプルミエ・クリュと同じように「Poullli-Fuisse Premier Cru + 畑名」となります。

 

プルミエ・クリュを名乗る場合、通常のプイィ・フュイッセと比べて収穫時の最低糖度は195g/L、最低アルコール度数は12%、最大収量は56hL/haと厳しくなります。

 

プルミエ・クリュに認められた畑は22か所あります。それぞれの名前までは覚えても実りが少ないと思いますので、流し読みする程度で問題ありません。

聞き飽きてくるかもしれませんが、今回の問題のような近年行われた法改正などが出題されるのはソムリエ試験あるあるです笑