伝統国

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】サンテミリオンの格付け

こんにちは!今回はサンテミリオンの格付けについて学習しましょう!

メドックの格付けと比べると地味な存在ですが出題の可能性は十分にあります。

 

練習問題 サンテミリオンの格付け

Q:次のうち、サンテミリオンの格付けで第一特別級Aのシャトーを選んでください。

①Chateau Beausejour

②Chateau Pavie

③Chateau Pavie Macquin

④Chateau Canon

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。 WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。 【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。

   

正解は②のChateau Pavie(シャトー・パヴィ)です!

 

サンテミリオンの格付けは1855年に行われた格付けから100年後の1955年に行われました。

階級は、第一特別級(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ)と特別級(グラン・クリュ・クラッセ)に分かれ、第一特別級は上級のAと下のBに分かれます。

不正解の選択肢のシャトーは第一特別級Bのシャトーです。

 

全ての格付けのシャトーを覚えるのに越したことはありませんが、そんな余裕はなかなか無いため、最低限第一特別級Aは押さえるようにしておきましょう。

2022年の教本には、Angelus(アンジェリュス)、Ausone(オーゾンヌ)、Cheval Blanc(シュヴァル・ブラン)、Pavieの4つのシャトーが第一特別級Aと記載があります。

 

ただしここで補足をしておかなければならないのは、このサンテミリオンの格付けはメドックの格付けとは異なり約10年ごとに見直しが行われる点です。

これまで7回の見直しが行われているのですが、2022年に最新の見直しが行われました。

AngelusとAusoneとCheval Blancが格付けから脱退し、新たに第一特別級BだったFigeac(フィジャック)が第一特別級Aに昇格するという結果になりました。

ですので、2023年以降はPavieとFigeacの2つのシャトーが第一特別級Aということになります。

2023年以降に受験される方は最新の教本で確認してみてください。

 

今回のような格付けや法律に変更があった点は非常に試験に問われやすくなっています。

私も2022年に受けた試験本番でその年に変更されたCava Reservaの熟成期間を答えさせる問題が出題されました。

教本の最新の変更点などはチェックするようにしましょう!

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】メドック地区のA.O.C.

こんにちは!今回はボルドー、メドック地区のA.O.C.について学習しましょう

 

練習問題 メドック地区のA.O.C.

Q:次のうち、メドック地区のA.O.C.ではないものを選んでください。

①Pauillac

②Loupiac

③Moulis

④Listrac-Medoc

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正解は②のLoupiac(ルーピアック)です!

Loupiacはアントル・ドゥー・メール地区のA.O.C.で甘口の白が造られています。

 

メドック地区は南のオー・メドックと北のメドックに分かれていて、オーメドックの中に6つの村名A.O.C.があります。

ですのでメドック地区で覚えるべきA.O.C.は下記のように8つあることになります。

 

・Medoc(メドック)

・Haut-Medoc(オー・メドック)

以下村名A.O.C.

・Saint-Estephe(サン・テステフ)

・Pauillac(ポイヤック)

・Saint-Julien(サン・ジュリアン)

・Moulis(ムーリ)

・Listrac-Medoc(リストラック・メドック)

・Margaux(マルゴー)

 

これらのA.O.C.は全て赤ワインのみ生産可能です。

シャトーマルゴーなど白ワインを生産しているシャトーもありますが、これらの白ワインはA.O.C.ボルドーとしてリリースされています。

※ただし現在メドック地区において白ワインのA.O.C.を認可する動きがあり、近い将来変更があるかもしれません。

 

また使用するブドウ品種も8つのA.O.C.で共通しており、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、マルベック、プティ・ヴェルド、カルムネールが認められています。

 

ボルドーワインはお近くのワインショップや、飲食店で勤務されている方であれば勤務先でも置いていることが多いと思います。

是非実物のボトルをご覧になって、A.O.C.名を探してみてくださいね

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】メドック地区の格付け

こんにちは!今回はメドック地区の格付けについて学習しましょう

メドック格付けはソムリエ・ワインエキスパート試験の学習において一つの山場です!

 

練習問題 メドック格付け

Q:次のシャトーのうち、メドック格付け3級でA.O.C.がMargauxのものを選んでください。

①Chateau Cantenac-Brown

②Chateau Leoville-Poyferre

③Chateau Duhart-Milon-Rothschild

④Chateau d’Armailhac

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正解は①のChateau Cantenac-Brown(シャトー・カントナック・ブラウン)です!

名前にCantenacとつくシャトーは他にChateau Brane-Cantenac(2級、Margaux)とChateau Boyd-Cantenac(3級、Margaux)がありますのであわせて押さえておきましょう。

 

②のChateau Leoville-Poyferre(シャトー・レオヴィル・ポワフェレ)は2級のSaint-Julienです。

名前にLeovilleとつくシャトーは他にChateau Leoville-Las Cases(シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ)とChateau Leoville-Barton(シャトー・レオヴィル・バルトン)があります。いずれも2級のSaint-Julienです。

 

CantenacやLeovilleのように同じ単語が入るシャトーが複数あることが多いのでグループ分けをして覚えると学習効率が良いと思います。

Rauzan→2級、Margaux(Rauzan SeglaとRauzan Gassies)

Pichon→2級、Pauillac(Pichon-Longueville BaronとPichon-Longueville Comtesse de Lalande)

Batailley→5級、Pauillac(BatailleyとHaut-Batailley)

Grand-Puy→5級、Pauillac(Grand-Puy-LacosteとGrand-Puy-Ducasse)

Lynch→5級、Pauillac(Lynch-BagesとLynch-Moussas)

 

④のChateau d’Armailhac(シャトー・ダルマイヤック)は5級のPauillacです。

このシャトーは一つ補足があり、以前はChateau Mouton Baronne Philippeという名前でした。

1989年より現在の名称へ変更しています。

 

 

メドック格付けは受験生にとって最も重要かつ記憶量の多い範囲であるため非常に負担がかかります。

しかしここさえ乗り越えれば他の出題範囲は易しく思えるはずです!

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】ボルドー全域のA.O.C.

こんにちは!今回はボルドー地方を包括するA.O.C.について学習しましょう!

特に生産可能色が紛らわしく問われやすいので注意しましょう。

 

練習問題 ボルドー全域のA.O.C.

Q:次のうち、赤ワインのみが生産可能なA.O.C.名を選んでください。

①Bordeaux

②Bordeaux Superieur

③Bordeaux Claret

④Bordeaux Clairet

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正解は③のBordeaux Claret(ボルドー・クラレ)です!

 

①のBordeaux(ボルドー)は赤、白、ロゼが生産可能です。

 

②のBordeaux Superieur(ボルドー・シュペリュール)は赤と甘口の白が生産可能です。

ボルドーよりも収穫時の最低糖度や収量、最低アルコール度数などの規定が厳しくなっています。

 

④のBordeaux Clairet(ボルドー・クレレ)は色の濃いロゼのみが生産可能です。

綴りも読み方もボルドー・クラレとややこしく記憶するのが大変な箇所です。

見分けるポイントは「i」が入っているかです。Claretが赤のみ、Cla「i」retが色の濃いロゼのみです。

 

また、使用される品種は下記の通りです。

赤:カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、マルベック、プティ・ヴェルド、カルメネール

ロゼ:赤の6品種、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ

白:セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ、ミュスカデル、コロンバール、メルロ・ブラン、ユニ・ブラン

 

ちなみにこの他にCremant de Bordeaux(クレマン・ド・ボルドー)というA.O.C.もありますので覚えておきましょう。

発泡性の白と発泡性のロゼが生産可能で、最低9か月の瓶内熟成が必要です。

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】歴史

こんにちは!今回はボルドーの歴史について学習しましょう!

 

練習問題 ボルドーの歴史

Q:次のうち、シャトー・ムートン・ロートシルトがメドック格付け1級へ昇格した年号として正しいものを選んでください。

①1855年

②1972年

③1973年

④2007年

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正解は③の1973年です!

②の1972年が近く紛らわしかったかもしれませんが、試験本番ではこのようないやらしい選択肢が用意されていることがありますので、年号は正確に覚えておきましょう。

 

①の1855年と④の2007年は大きく外れた年号ですが、ボルドーの歴史上重要なのでついでに覚えておきましょう。

1855年はパリ万国博覧会が開催された年です。

この博覧会で有名なボルドーワインの格付けが行われました。

 

今回問題に登場したシャトー・ムートン・ロートシルトは五大シャトー(メドック格付け1級のシャトー)として有名ですが、1855年の格付け当時は2級に甘んじてしまいます。

その後長い努力の末、格付けから118年後の1973年に1級への昇格を果たします。これは格付けの見直しのされてこなかった歴史上例外と言える出来事でした。

 

2007年はボルドーの市街地が「月の港ボルドー」としてユネスコ世界遺産に登録された年です。

 

ちなみにボルドーに先立って1999年にサンテミリオンが「サンテミリオン管轄区」の名前で世界遺産に登録されたことや、2016年にワインのテーマパーク「ラ・シテ・デュ・ヴァン」がオープンしたことも余裕がある方は押さえておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】緯度

こんにちは!今回はボルドーの地理問題を出題します。

 

練習問題 ボルドーの緯度

Q:次のうちボルドー市の緯度として正しいものを選んでください。

①北緯25度

②北緯35度

③北緯40度

④北緯45度

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正解は④の北緯45度です!

 

地図などを使った問題は受験生の多くが苦手としています。こういう問題こそ差が付くと思って食らいつきましょう!

今回の問題では①の25度はできれば選んでほしくない選択肢です。。

ワイン概論でブドウの生産地は緯度が30~50度の地域(ワインベルトといいます)に集中している、という記述があったと思います。

ですのでワイン生産の中心地ともいえるボルドーが北緯25度なのは少し考えにくいですね。

 

また、正解の北緯45度という緯度ですが、日本でいうと北海道と同じ緯度です。

意外と北に位置していることがお分かりいただけるかと思います。

北海道というと非常に寒い印象ですが、大西洋沿岸を流れる暖かなメキシコ湾流の影響で、ボルドーは穏やかな海洋性気候となっています。

年間の平均気温も17度程度で、年間日照時間も2,000を超えるなど非常に恵まれた気候となっています。

ボルドーで充実したカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロが育てられるのもうなずけますね。

 

 

ちなみに今回登場したメキシコ湾流のように、沿岸を流れる海流が気候に影響を受けるパターンは他の国や地域でも見られます。出題されることも考えられますので、押さえておきましょう。

代表的な海流と産地は下記の通りです。

 

メキシコ湾流(暖流):ボルドー、イギリス

カリフォルニア海流(寒流):カリフォルニア

ベンゲラ海流(寒流):南アフリカ

ソムリエ試験練習問題【シャンパーニュ】醸造方法

こんにちは!今回はシャンパーニュの醸造方法について学習しましょう!

 

練習問題 シャンパーニュの醸造方法

Q:次のシャンパーニュの醸造方法のうち、フランス語で糖分調整を意味するものを選んでください。

①Tirage

②Remuage

③Degorgement

④Dosage

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
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問題の正解はこちら!

正解は④のDosage(ドサージュ)です!

この作業は瓶内熟成を終えた後、甘みを調整するために行います。このとき添加する液体をLiqueur d’expedition(リキュール・デクスペディシオン)やLiqueur de Dosage(リキュール・ド・ドザージュ)と言います。

 

①のTirage(ティラージュ)は瓶詰め(出荷前ということではなく、瓶内二次発酵を行う前です)の意味です。

このとき添加する液体をLiqueur de Tirage(リキュール・ド・ティラージュ)と言いますが、Liqueur de Dosageとの違いは味の調整ではなく、瓶内二次発酵を起こさせるために添加する点です。

 

②のRemuage(ルミュアージュ)は動瓶の意味です。

瓶内熟成を行っている際に、瓶内に残った滓を瓶口に集めるため、Pupitre(ピュピトル)という穴の開いた板にボトルを刺し、毎日ボトルを回転させる作業です。

 

③のDegorgement(デゴルジュマン)は滓抜きの意味です。

Remuageで瓶口に集まった滓を取り除くため、瓶口をマイナス27度の液に漬けます。その後抜栓すると、瓶内のガス圧によって凍った滓が飛び出す仕組みです。

 

ちなみにスパークリングワインの残糖量3g未満の表記でDosage Zero(ドサージュ・ゼロ)という表記がありましたね。

ある分野で学習したことが別の分野で活きてくることで学習がより楽しく、スピーディになっていきます。

今後この感覚は増えてくると思いますので、楽しみながら学習を進めましょう!

ソムリエ試験練習問題【フランス概論】白ブドウ品種

こんにちは!今回はフランスワインの白ブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 フランスワインの白ブドウ品種

Q:次のフランスの白ブドウの栽培面積TOP3のうち、正しいものを選んでください。

①1.シャルドネ 2.ソーヴィニヨン・ブラン 3.コロンバール

②1.シャルドネ 2.ユニ・ブラン 3.ソーヴィニヨン・ブラン

③1.ユニ・ブラン 2.シャルドネ 3.ソーヴィニヨン・ブラン

④1.ユニ・ブラン 2.シャルドネ 3.コロンバール

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問題の正解はこちら!

正解は③の1.ユニ・ブラン 2.シャルドネ 3.ソーヴィニヨン・ブランです!

 

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの順番は分かった方は多いと思いますが、ユニ・ブランは少し聞き馴染みのない品種ですよね

 

ユニ・ブランはフランスの南西部やプロヴァンス地方で栽培されている品種です。

イタリアではトレッビアーノと呼ばれており、こちらの方が日本では馴染みがありますね。

 

フランスではとりわけブランデー用としてコニャック地方のものが有名です。

蒸留酒造りには蒸留の工程があるため、ワインを造るよりも大量の果汁が必要になります。

そのため、知名度はあまり高くありませんが、栽培面積がここまで広くなりました。

 

またプロヴァンス地方産のユニ・ブランの多くは日常消費用ワインのブレンド用として栽培されており、栽培面積が広がる要因となっています。

 

選択肢にあるコロンバールというブドウ品種もブランデー用としてコニャック地方などで栽培されています。

同じブランデーに使われるユニ・ブランと混同しないようにしましょう。

コロンバールはフィロキセラ渦以降栽培面積が減少した点が区別するポイントです。

フランスのみならず、ブドウ品種の問題はどの国でも頻出事項です。

必ず、TOP3までは覚えるようにしましょう!

ソムリエ試験練習問題【シャンパーニュ】熟成規定

こんにちは!今回はシャンパーニュの熟成規定について学習しましょう!

 

練習問題 シャンパーニュの熟成規定

Q:次のうち、シャンパーニュのNon Millesimeに定められた瓶詰めから出荷までの最低熟成期間を選んでください。

①9か月

②12か月

③15か月

④36か月

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問題の正解はこちら!

正解は③の15か月です!

今回は②の12か月と④の36か月が特に紛らわしかったかもしれません。

 

まず、問題文にあるNon Millesimeについてですが、シャンパーニュには単一ヴィンテージのMillesimeと複数ヴィンテージのワインをブレンドするNon Millesimeがあります。

それぞれ最低熟成年数が異なります。

 

Millesimeは作柄が特に良い年に造られるシャンパーニュで、瓶詰めから最低36か月の熟成が義務付けられています。

 

Non Millesimeは、厳しい気候のシャンパーニュ地方では毎年一定の品質を保つことが難しいため、複数の収穫年のワインをブレンドして品質の均一化を図ったものです。

規定では瓶詰めから最低15か月間出荷してはいけません。

また、ここがややこしいのですが、瓶詰めから澱引きまで最低12か月間の瓶内熟成が義務付けられています。

 

MillesimeとNon Millesimeで熟成期間が異なるのはもちろん、同じNon Millesimeでも「出荷まで」と「澱引きまで」で熟成期間が異なる点に注意しましょう。

 

 

また、今後学習を進められることと思いますが、他の地域のスパークリングワイン、例えばクレマンやカヴァなども熟成規定がありますので、学習される際はシャンパーニュと比較しながら記憶するようにすると覚えやすいです。

ソムリエ試験練習問題【フランス概論】黒ブドウ品種

こんにちは!今回はフランスワインの黒ブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 フランスワインの黒ブドウ品種

Q:次のフランスの黒ブドウの栽培面積TOP3のうち、正しいものを選んでください。

①1.メルロ 2.カベルネ・ソーヴィニヨン 3.グルナッシュ

②1.グルナッシュ 2.メルロ 3.シラー

③1.カベルネ・ソーヴィニヨン 2.グルナッシュ 3.メルロ

④1.メルロ 2.グルナッシュ 3.シラー

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問題の正解はこちら!

正解は④の1.メルロ 2.グルナッシュ 3.シラーです!

 

メルロは栽培面積が114,785haで、主にボルドーやシュッド・ウエスト、ラングドック・ルーションで栽培されています。

グルナッシュは栽培面積が84,745haで、主に南部ローヌ、ラングドック・ルーションで栽培されています。

シラーは栽培面積が67,040haで、主にローヌ、プロヴァンス、ラングドック・ルーションで栽培されています。

また、シラーはセリーヌというシノニムもありますので押さえておきましょう。

 

このTOP3の品種を見て、意外に思われた方も多いのではないでしょうか。

フランスワインでメジャーなカベルネ・ソーヴィニヨン(4位)やピノ・ノワール(5位)がランクインしていません。

これには栽培の難しさが関係しています。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンは、一般的に晩熟の品種と言われています。

収穫期が遅いとその分天候のリスクを多く抱えるということになります。

 

ピノ・ノワールは気まぐれと言われるほど栽培が難しい品種です。

気候や土壌を選ぶ傾向があり、病気にも弱いです。

 

対してメルロは早熟な上湿った気候にも順応しやすく、収量も多いです。

このような理由でメルロが他のメジャー品種を抜いて栽培面積1位となっています。

 

各国のブドウ品種栽培面積は非常に重要です。必ずTOP3までは答えられるようにしておきましょう。