伝統国

ソムリエ試験練習問題【スペイン】ブドウ品種

こんにちは!今回はスペインのブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 スペインのブドウ品種

Q:次のうち、スペインで白ブドウ、黒ブドウ含め栽培面積が最大のブドウ品種を選んでください。

①Macabeo

②Tempranillo

③Airen

④Garnacha Tinta

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は②のTempranillo(テンプラニーリョ)です!一見簡単な問題ですが、2022年の教本で学習されていた方にとっては落とし穴となったかもしれません。

2022年の教本では栽培面積一位はテンプラニーリョではなく③のアイレンだったのです。

2023年の教本でその順位が逆転しましたので、要注意です!

 

テンプラニーリョはスペインで最も重要な品種です。

特に重要なのが各地域によって呼び方が変わります。

リベラ・デル・ドゥエロではTinto Fino(ティント・フィノ)やTinta del Pais(ティンタ・デル・パイス)

ラ・マンチャではCencibel(センシベル)

カタルーニャ州ではUll de Llebre(ウル・デ・リェブレ)

トロではTinta de Toro(ティンタ・デ・トロ)

マドリッドではTinta de Madrid(ティンタ・デ・マドリッド)

これらテンプラニーリョのシノニムは非常に重要ですので必ず覚えましょう。

 

①のMacabeo(マカベオ)はスペインで3番目に栽培面積が広い品種で、カバの主要品種として有名です。

 

③のAirenは2番目に栽培面積が広い品種で白ブドウ品種の栽培面積の45%を占めます。

 

④のGarnacha Tinta(ガルナッチャ・ティンタ)は栽培面積3位の品種で、フランスではグルナッシュと呼ばれています。

栽培面積のトップは非常に重要です。今年の教本で変更がありましたので、きちんと記憶の更新をしておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【イタリア】シチリア州

こんにちは!今回はシチリア州のワインについて学習しましょう!

個人的にシチリアワインに最近ハマっているので問題を作ってみました

 

練習問題 シチリア州のワイン

Q:次のうち、シチリア州唯一のD.O.C.G.を選んでください。

①Vermentino di Gallura

②Marsala

③Cerasuolo di Vittoria

④Etna

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正解は③のCerasuolo di Vittoria(チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア)です!

シチリア州にはこのD.O.C.G.一つしかなく、最重要点ですので是非覚えていただきたい所です。

ネーロ・ダーヴォラを主体に、フラッパーとをブレンドして造る赤ワインです。

一般的にチェラスオーロというとロゼワインのことを指すのですが、このD.O.C.G.では珍しく赤ワインです。

 

①のVermentino di Gallura(ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ)はサルデーニャ州のD.O.C.G.です。

こちらもサルデーニャ州唯一のD.O.C.G.ということでよく出題されます。

 

②のMarsala(マルサラ)シチリア州で造られる有名な酒精強化ワインですが、D.O.C.G.ではなくD.O.C.です。

イギリス人のジョン・ウッドハウスが1773年にこのワインを産み出しました。

 

④のEtna(エトナ)はシチリア州のD.O.C.です。

白はカッリカンテ、赤はネレッロ・マスカレーゼを使用します。

島外から生産者が進出したり、2011年よりブルゴーニュのように細かい区画分けがされるなど今注目されています。

ちなみにエトナの区画は142にも分かれているそうです。しかも2023年に行われた世界最優秀ソムリエコンクールで出題されたそうです。覚えるのは大変ですね。。。

 

このようにシチリア州は近年注目されている産地の一つでもあります。

特にイタリアンレストランで勤務されている方は今後さらに馴染み深くなるかもしれません。

ソムリエ試験練習問題【イタリア】トスカーナ州

こんにちは!今回はイタリア・トスカーナ州のD.O.C.G.について学習しましょう!

今回は少しマニアックな問題です

 

練習問題 トスカーナ州のD.O.C.G.

Q:次のうち、D.O.C.G.Vino Nobile di Montepulcianoの主要ブドウ品種を選んでください。

①Montepulciano

②Merlot

③Canaiolo Nero

④Prugnolo Gentile

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正解は④のPrugnolo Gentile(プルニョーロ・ジェンティーレ)です!

この問題はイタリアでもひっかけ問題として受験生を泣かせています

ワイン名にモンテプルチャーノとあるのに使用ブドウ品種がモンテプルチャーノではないのです。。。

このワイン名にあるモンテプルチャーノは地名ですので間違えないようにしましょう。

 

Vino Nobile di Montepulciano(ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ)はブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどがあるシエナ県で生産されているワインです。

プルニョーロ・ジェンティーレを70%以上使用して造ります。

使用品種は選択肢にはプルニョーロ・ジェンティーレとあえて記載しましたが、サンジョヴェーゼのシノニムです。

 

またこのワインはキアンティ・クラシコやブルネッロ・ディ・モンタルチーノの影に隠れてしまって知名度は低いですが、キアンティよりも早い1981年にD.O.C.G.に認定されている歴史ある銘酒です。

トスカーナ州はソムリエ試験においてイタリアで最も重要な州です。

キアンティやブルネッロに意識が集中しがちですが、他のD.O.C.G.もしっかり押さえましょう。

ソムリエ試験練習問題【スイス】ブドウ品種

こんにちは!今回はスイスワインのブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 オーストリアのプレディカーツヴァインのカテゴリ

Q:次のうち、ChasselasのVaud州での呼び名を選んでください。

①Fendant

②Dorin

③Perlan

④Gutedel

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問題の正解はこちら!

正解は②のDorin(ドラン)です!

①のFendant(ファンダン)はValais(ヴァレー)、③のPerlan(ペルラン)はGeneve(ジュネーヴ)、④のGutedel(グートエーデル)はドイツでの呼び名でした。

 

Chasselas(シャスラ)はスイスを代表する白ブドウ品種です。

スイスで栽培されている白ブドウ品種の栽培面積の半分以上をこのシャスラが占めています。

 

スイスはフランス語圏のスイス・ロマンド、ドイツ語圏のスイス・アルモン、イタリア語圏のスイス・イタリエンヌの3つの地域に分かれています。

シャスラはこのうちフランス語圏のスイス・ロマンドで主に栽培されています。これはシャスラがフランスのサヴォワ地方で栽培されていたことと紐づけていただくと覚えやすいかと思います。

Valais州もVaud州もGeneveも全てスイス・ロマンドに位置しています。

 

スイスではスイス・ロマンドが最大のワイン産地となっています。

その中でも特にValais州とVaud州の規模が大きく、この2つの州でスイス全土のブドウ栽培面積の半分以上を占めます。

ですので、スイスワインはこのValaisとVaudを重点的に学習しましょう。

ソムリエ試験練習問題【イタリア】イタリア概論

こんにちは!今回はイタリアの概論について学習しましょう!

イタリアというとヨーロッパではフランスについで学習範囲の多い国です。

試験でも筆頭の出題範囲ですので是非得意分野にしてください!

 

練習問題 イタリアの州別ワイン生産量

Q:次のイタリアの州で、最もワイン生産量が多い州を選んでください。

①ピエモンテ州

②ヴェネト州

③トスカーナ州

④プーリア州

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正解は②のヴェネト州です!

ヴェネト州はイタリア北東部にある大ワイン産地で、ヴァルポリチェッラやソアーヴェなど著名なワイン産地の多くが位置しています。

 

また、ヴェネト州のワイン生産を牽引する存在として何といってもプロセッコがあります。

プロセッコはグレーラというブドウを主要品種としてシャルマ方式で造られるスパークリングワインです。

今や世界的な人気を博し、2020年には5億本を突破しました。

 

また、デイリーワインだけでなくアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラなど高級ワインも生産されているのが特徴です。

 

国際ワイン見本市ヴィーニタリーが毎年開かれるヴェローナは「イタリアワインの首都」と考えられています。

ワイン生産量は2020年で1千ヘクトリットルを超えています。

 

①のピエモンテはイタリア北西部に位置する州です。

バローロやバルバレスコなど有名なワインが生産されています。

生産量は約257万ヘクトリットルとそこまで多くはありません。

これは量より質の意識が高いと考えられるでしょう。その証拠にワイン生産量の94%近くをD.O.P.ワインが占めています。

 

③のトスカーナ州はピエモンテ州と並んで高級ワイン産地です。

ワイン生産量は約260万ヘクトリットルです。

キアンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノがあることからわかるように赤ワインの生産量が87%を占めています。

 

④のプーリア州はイタリア南部に位置する州です。

ピエモンテ州やトスカーナ州ほど著名なワインはありませんが、ワイン生産量は約976万ヘクトリットルと非常に多くイタリア20州の中では常にトップ3に入っています。

イタリア南部に位置し、暖かい気候から多くの赤ワインが生産されるのかと思いきや意外と白ワインが生産量の53%を占めています。

このようにイタリア各州の総論を軽くおさらいしておくことで、後に各論の理解がしやすくなりますので教本の各州のプロフィールなどは目を通しておいてくださいね。

ソムリエ試験練習問題【イタリア】バローロ

こんにちは!今回はバローロについて学習しましょう!

バローロはイタリア北部、ピエモンテ州で造られるワインで、イタリアのみならず世界でも著名な赤ワインです。

そのため試験でも非常に重要なポイントであり、細かい出題も考えられます。しっかり覚えましょう。

 

練習問題 バローロの規定

Q:次のうち、D.O.C.G.Barolo Riservaの収穫年の11月1日からの法定熟成期間として正しいものを選んでください。

①36か月

②38か月

③60か月

④62か月

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正解は④の62か月です!

バローロの熟成期間は通常のバローロとリゼルヴァで異なります。

選択肢が紛らわしかったですが、通常のバローロが38か月で、リゼルヴァが62か月です。

 

ここで多くの方が間違えやすいところなのですが、インターネット検索で「バローロ 熟成期間」などと検索すると通常のバローロが3年、リゼルヴァが5年という表記をしているサイトがあります。

このようなサイトを読んでバローロの熟成期間を通常のバローロが36か月、リゼルヴァが60か月というふうに間違えて覚えてしまうことがあります。

正しくはそれにそれぞれ+2か月した38か月と62か月ですので注意してください。

 

また、通常とリゼルヴァそれぞれの熟成期間のうち18か月は木樽での熟成が義務付けられています。

 

ついでにバローロの弟分と呼ばれるバルバレスコも一緒に覚えておきましょう。

通常のバルバレスコは26か月、リゼルヴァは50か月の熟成が義務付けられており、そのうち9か月は木樽熟成です。

このようにイタリアは同じようなD.O.C.G.などはまとめて記憶するのがコツです。

ソムリエ試験練習問題【イタリア】イタリアの歴史

こんにちは!今回はイタリアの歴史からの出題です。

イタリアの歴史はフランスよりも古く、紀元前2000年以上前に遡るとされています。

そのため他の国よりも歴史からの出題が若干多い印象があります。

 

練習問題 イタリアの歴史

Q:次のうちChianti、Pomino、Carmignano、Val d’Arno di Sopraの境界線を定めた人物を選んでください。

①ベッティーノ・リカーゾリ男爵

②コジモ3世

③ヴィットリオ・エマヌエーレ2世

④サンテ・ランチェリオ

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正解は②のコジモ3世です!

トスカーナ大公コジモ3世は1716年にキアンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァルダルノ・ディ・ソプラの生産地の線引きを行いました。

なぜこの出来事がそこまで重要視されるのかというと、これが世界初の原産地呼称制度と言われているからです。

 

これら4つの生産地は現在でも原産地呼称として名前が残っています。

キアンティとカルミニャーノはD.O.C.G.、ポミーノとヴァルダルノ・ディ・ソプラはD.O.C.です。

 

ちなみに①のベッティーノ・リカーゾリ男爵は1870年前後にFormulae(フォルムラ)と呼ばれるキアンティワインのベースとなる品種構成(サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、マルヴァジア・デル・キアンティ10%)を定めました。

これも重要事項ですので覚えておきましょう。

 

③のヴィットリオ・エマヌエーレ2世は1861年にイタリアが統一されイタリア王国が建国された際の初代国王です。余裕がある方は頭に入れておきましょう。

 

④のサンテ・ランチェリオは16世紀の歴史学者でありソムリエの先駆けような存在とされる人物で、モンテプルチアーノを好んだとされています。この人物は覚える必要はありません

非常に古い歴史を持つイタリアですが、そんなイタリアの歴史は世界最初の原産地呼称が誕生するなど、世界的に見ても重要です。

年号なども含めて押さえておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【ロワール渓谷地方】チーズ

こんにちは!今回はロワール渓谷地方のチーズについて学習しましょう!

ロワールは山羊乳から作られるシェーブルチーズの名産地として有名です。

 

練習問題 ロワール渓谷地方のチーズ

Q:次のうち、ロワール渓谷地方で作られるチーズとして誤っているものを選んでください。

①Valencay

②Pouligy-Saint-Pierre

③Picodon

④Crottin de Chavignol

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正解は③のPicodon(ピコドン)です!

ピコドンは他のロワールのチーズと同じく山羊乳から作られるチーズですが、コート・デュ・ローヌ地方のチーズです。

ちなみにコート・デュ・ローヌ地方やプロヴァンス地方といった南仏もロワールと同じくシェーブルチーズが多いです。

 

ロワール渓谷地方のチーズは下記の5種類の名前と出来れば形も覚えておきましょう。

・Sainte-Maure de Touraine(円筒型)

・Selles-sur-Cher(円錐台形)

・Valencay(四角錐の頂点を切った形)

・Pouligny-Saint-Pierre(エッフェル塔とも呼ばれるピラミッド型)

・Crottin de Chavignol(饅頭型)

 

これらは全てシェーブルチーズです。

シェーブルチーズは酸味が強いことと、その多くがポプラの木炭をまぶしてあるのが特徴です。

 

マリアージュの問題が出された際は同じロワール渓谷地方のワインを選ぶようにしてください。(特にValencayはワイン名にもありますね。

 

ちなみに余談ですが、ロワール渓谷地方でシェーブルチーズは732年にトゥール・ポワチエ間の戦いで敗れたサラセン人が山羊を置いて敗走したため、サラセン人の置き土産と呼ばれています。

こういった一見余計と思える歴史なども学ぶと意外と記憶の定着にも繋がるので息抜きにおすすめです

ソムリエ試験練習問題【ロワール渓谷地方】ロワール川沿いの主要なA.O.C

こんにちは!今回はロワール渓谷地方のA.O.Cについて学習しましょう!

この地方のA.O.Cはロワール川という大きな川沿いに位置しているため、川の左岸か右岸かどちらに位置しているかが地図問題などで重要になってきます。今回できちんと整理できるようにしましょう。

 

練習問題 ロワール渓谷地方のA.O.C

Q:次のうち、ロワール川の左岸に位置するA.O.Cを選んでください。

①Savennieres

②Bourgueil

③Chinon

④Pouilly-Fume

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正解は③のChinon(シノン)です!

シノンはロワール渓谷地方の中でもトゥーレーヌ地区という地区のロワール川左岸に位置しています。

 

ロワール川にまたがって位置している産地もあるので右岸か左岸が見分けることが難しいですが、代表的なものをまとめると下記の通りです。

 

【右岸】上流側から

・Pouilly-Fume(プイィ・フュメ)

・Vouvray(ヴーヴレ)

・Bourgueil(ブルグイユ)

・Savennieres(サヴニエール)

 

【左岸】上流側から

・Sacerre(サンセール)

・Montlouis sur Loire(モンルイ・シュール・ロワール)

・Chion(シノン)

・Coteaux du Layn(コトー・デュ・レイヨン)

 

また、長細い産地のため各生産地が地区で分かれあかれています。

 

ちなみにここで言うロワール川とはLoire川のことです。

アンジュー&ソミュール地区で合流するLoir川という支流もあるので混同しないようにしましょう。

ソムリエ試験練習問題【シュッド・ウエスト】ジュランソン

こんにちは!今回はシュッド・ウエストでも重要なA.O.Cであるジュランソンについて学習しましょう!

 

練習問題 ジュランソンについて

Q:次のうちA.O.Cジュランソンの主要品種として正しいものを選んでください。

①Sauvignon

②Mauzac

③Muscadelle

④Petit Manseng

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正解は④のPetit Manseng(プティ・マンサン)です!

ジュランソンはフランス南西地方でもかなりスペインよりに位置している産地で試験では重要なA.O.Cです。

辛口白と甘口白が生産されています。

 

今回正解だったプティ・マンサンの他にグロ・マンサンも主要品種として認められています。

プティ・マンサンやグロ・マンサンはシュッド・ウエストのガスコーニュ&バスク地区でよく栽培されている品種です。ジュランソン以外ではパシュラン・デュ・ヴィク・ビル(マディランと同じ地域)やサン・モン、テュルサンなどで栽培されています。

 

フランスでも著名なワインとされており、アンリ4世の洗礼に使われたと言われています。

 

先ほどスペインに近いと書きましたが、スペインとの国境にはピレネー山脈があります。

このピレネー山脈の影響でフェーン現象が起こり、ブドウの生育が促進され、この地域ではパスリヤージュ(ブドウを収穫せず樹になったまま過熟させること)が可能になります。この方法はアルザスのヴァンダンジュ・タルディヴでも用いられています。

 

残糖規定は通常40g/L以上です。4g/Lでsec、55g/L以上で11月2日以降に収穫したものにはVendanges Tardives(遅摘み)の表記が可能です。

 

繰り返しになりますが、ジュランソンは覚えるべきポイントも多く重要です。

今回太字で示したポイントはしっかりと押さえておきましょう。