過去問・練習問題

ソムリエ試験練習問題【ブルゴーニュ】ブルゴーニュ全域のA.O.C.

こんにちは!今回はブルゴーニュ地方のA.O.C.について学習しましょう!

ブルゴーニュ好きの方は多いですが、地方名のA.O.C.まで詳しく記憶している方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。(私は苦手でした。。

 

練習問題 ブルゴーニュ地方のA.O.C.

Q:次のうち、ロゼワインが生産可能なA.O.C.を選んでください。

①Bourgogne Cote d’Or

②Bourgogne Aligote

③Bourgogne Passe-Tout-Grains

④Bourgogne Mousseux

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。 WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。 【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。

   

正解は③のBourgogne Passe-Tout-Grains(ブルゴーニュ・パス・トゥ・グラン)です!

 

教本にはブルゴーニュの地方名A.O.C.は7つ記載があります。

 

・Bourgogne(ブルゴーニュ)白、赤、ロゼ

シャルドネやピノ・ノワール以外の品種のブレンドも認められています。

 

・Bourgogne Cote d’Or(ブルゴーニュ・コート・ドール)白、赤

地理的名称付きのA.O.C.ブルゴーニュです。最低糖度やアルコール度数、最大収量などの規定がA.O.C.ブルゴーニュより厳しくなっています。

 

・Bourgogne Aligote(ブルゴーニュ・アリゴテ)白

アリゴテのみから造られる白ワインに認められています。

 

・Bourgogne Passe-Tout-Grains(ブルゴーニュ・パス・トゥ・グラン)赤、ロゼ

ピノ・ノワールとガメイのブレンド、または混醸からなる赤とロゼのA.O.C.です。

 

・Coteaux Bourguignons(コトー・ブルギニヨン)白、赤、ロゼ

かつてはBourgogne Grand Ordinaire(ブルゴーニュ・グラン・オルディネール)という名称でした。

 

・Cremant de Bourgogne(クレマン・ド・ブルゴーニュ)発泡白、発泡ロゼ

瓶内二次発酵で造られ、瓶内熟成期間は9カ月以上です。

 

・Bourgogne Mousseux(ブルゴーニュ・ムスー)発泡赤

珍しい発泡性赤ワインのA.O.C.です。瓶内二次発酵で造られ、瓶内熟成期間は9カ月以上です。

 

ここはあまり細かく覚えすぎず、名前と生産可能色と簡単な特徴を押さえておくとよいでしょう。

ソムリエ試験練習問題【ブルゴーニュ】コート・ド・ニュイの村名A.O.C.

こんにちは!今回はブルゴーニュ・コート・ド・ニュイの村名A.O.C.について学習しましょう!

 

練習問題 ブルゴーニュ、コート・ド・ニュイの村名A.O.C.

Q:次のうち、白ワインが生産可能なA.O.C.を選んでください。

①Gevrey-Chambertin

②Chambolle-Musigny

③Vougeot

④Vosne-Romanee

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正解は③のVougeot(ヴージョ)です!

ブルゴーニュのA.O.C.は生産可能色がややこしく、問われることが多いです。

 

【コート・ド・ニュイの村名A.O.C.】

Marsannay(マルサネ)白、赤、ロゼ

村名A.O.C.としては珍しくロゼが認められています。

特級畑や一級畑もありません。

 

Fixin(フィサン)白、赤

特級畑はありませんが、一級畑があります。

 

Gevrey-Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタン)赤

コート・ド・ニュイの中でも力強いワインを生み出す人気のA.O.C.です。

一級畑と特級畑もあります。

 

Morey-Saint-Denis(モレ・サン・ドニ)白、赤

ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーに挟まれ、適度な力強さと繊細さを兼ね備えると言われています。

一級畑と特級畑があります。

 

Chambolle-Musigny(シャンボール・ミュジニー)赤

コート・ド・ニュイの中でもエレガントなワインを生み出すとされています。

要注意なのが、特級畑のMusignyは赤ワインと白ワインも生産することができます。

 

Vougeot(ヴージョ)白、赤

一級畑と特級畑があります。

特級畑のClos de Vougeotはコート・ド・ニュイの特級畑で最大の面積を誇ります。

 

Vosne-Romanee(ヴォーヌ・ロマネ)赤

かの有名な特級畑ロマネ・コンティがあるA.O.C.です。

 

Nuits-Saint-Georges(ニュイ・サン・ジョルジュ)白、赤

ジュヴレ・シャンベルタンと並んで力強いタイプのワインを生み出すとされています。

特級畑はありませんが、一級畑があります。

 

オタク化しやすいブルゴーニュですが、生産可能色など細かい規定は意外と見落としがちなので注意しましょう。

ソムリエ試験練習問題【ブルゴーニュ】2つのモンラッシェ村のグランクリュ

こんにちは!今回はモンラッシェについて学習しましょう!

タイトルはモンラッシェとなっていますが、ピュリニィ・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェ全体についてもまとめて学習しましょう。

ちなみに名前が長いのでここではそれぞれピュリニィ、シャサーニュと呼びます。

 

練習問題 ピュリニィ、シャサーニュのグラン・クリュ

Q:次のうち、シャサーニュ・モンラッシェ側にのみ位置するグラン・クリュを選んでください。

①Criots-Batard-Montrachet

②Bienvenues-Batard-Montrachet

③Montrachet

④Chevalier-Montrachet

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正解は①のCriots-Batard-Montrachet(クリオ・バタール・モンラッシェ)です!

 

ピュリニィとシャサーニュの村境には5つのグラン・クリュが集まっています。

5つ全て白ワインのみ生産可能となっています。

試験で重要論点になるのは、それぞれの畑がピュリニィ、シャサーニュどちらの村に位置しているかです。

中には両方の村にまたがっているものもあります。

 

【5つのグラン・クリュと村】

・Chevalier-Montrachet(シュヴァリエ・モンラッシェ)ピュリニィ

・Montrachet(モンラッシェ)ピュリニィとシャサーニュ

・Batard-Montrachet(バタール・モンラッシェ)ピュリニィとシャサーニュ

・Bienvenues-Batard-Montrachet(ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ)ピュリニィ

・Criot-Batard-Montrachet(クリオ・バタール・モンラッシェ)シャサーニュ

 

ピュリニィとシャサーニュのグラン・クリュはよく地図問題で出題されます。

教本の地図でどの畑がどちらの村に位置しているか確認しておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【ブルゴーニュ】ブルゴーニュのブドウ品種

こんにちは!今回はブルゴーニュワインのブドウ品種について学習しましょう!

ブドウ品種はどの範囲でも口を酸っぱくして言いますが超重要です!

 

練習問題 ブルゴーニュのブドウ品種

Q:次のうち、ブルゴーニュの主要ブドウ品種として誤っているものを選んでください。

①Chardonnay

②Pinot Noir

③Aligote

④Cabernet Sauvignon

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正解は④のCabernet Sauvignonです!

 

ブルゴーニュの主要ブドウ品種は4つあります。

・Chardonnay(シャルドネ)

ボージョレ地区を除くブルゴーニュ地方において栽培比率51%を占める最も重要な白品種です。シャブリからマコネまで広く栽培されています。

 

・Aligote(アリゴテ)

同じく6%を占める白品種です。コートシャロネーズのブーズロンというA.O.C.がアリゴテを使うことで有名です。

 

・Pinot Noir(ピノ・ノワール)

ボージョレ地区を除くブルゴーニュ地方において栽培比率39.5%を占める赤品種です。コート・ドールのものが有名ですが、ボージョレ地区でも若干栽培されています。

 

・Gamay(ガメイ)

ボージョレ地区での最重要品種で栽培面積の98%を占めています。

 

ではなぜカベルネ・ソーヴィニヨンなどの品種は使わないのでしょうか。歴史を紐解くと見えてきます。

ブルゴーニュの歴史は非常にざっくりと言えば修道僧の歴史です。その宗教行事にワインが用いられてきました。

修道僧たちはブドウの研究を重ねるうちに畑ごとにブドウの出来が違うことを発見します。

この流れから「良いワインとは、その土地の個性を忠実に反映したもの」という考えが根付きます。

 

このことからブルゴーニュではブドウ自体の個性は控えめであるシャルドネやピノ・ノワールを単一で使用することになりました。

個性の強いカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったり、他のブドウ品種とブレンドをしたりすると土地の個性は分かりづらくなってしまいますよね。

このようにブドウ品種ひとつとっても、歴史などと紐づけることでより記憶の質が高まると思いますので、息抜きがてら目を向けてみてもよいかもしれません。

ソムリエ試験練習問題【ブルゴーニュ】グラン・オーセロワ地区のA.O.C.

こんにちは!今回はグラン・オーセロワ地区について学習しましょう!

 

練習問題 グラン・オーセロワ地区のA.O.C.

Q:次のうち、A.O.C. Saint-Brisの使用可能品種を選んでください。

①Chardonnay

②Sauvignon Gris

③Pinot Noir

④Riesling

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正解は②のSauvignon Grisです!

 

Saint-Bris(サン・ブリ)はグラン・オーセロワ地区の白ワインの村名A.O.C.です。ブルゴーニュ地方のA.O.C.にしては珍しく、シャルドネではなく、ソーヴィニヨン・ブランとソーヴィニヨン・グリが使用されます。

意外とソーヴィニヨン・ブランは覚えていてもソーヴィニョン・グリは忘れがちです!

 

グラン・オーセロワ地区は、シャブリを除くヨンヌ県のワイン産地です。

地方名A.O.C.と村名A.O.C.があります。

地方名A.O.C.はさほど重要度は高くありませんが、ブルゴーニュ全域やコートドールと同じようなBourgogneと名前に入るA.O.C.があってややこしいので注意しましょう

 

【グラン・オーセロワの地方名A.O.C.】

・Bourgogne Cotes d’Auxerre(ブルゴーニュ・コート・ドーセール)白、赤、ロゼ

・Bourgogne Coulanges-la-Vineuse(ブルゴーニュ・クランジュ・ラ・ヴィヌーズ)白、赤、ロゼ

・Bourgogne Chitry(ブルゴーニュ・シトリー)白、赤、ロゼ

・Bourgogne Cote Saint-Jacques(ブルゴーニュ・コート・サン・ジャック)白、赤、ロゼ

・Bourgogne Epineuil(ブルゴーニュ・エピヌイユ)赤、ロゼ

・Bourgogne Tonnerre(ブルゴーニュ・トネール)白

 

【グラン・オーセロワ地区の村名A.O.C.】

・Irancy(イランシー)赤、ピノ・ノワール

・Saint Bris(サン・ブリ)白、ソーヴィニヨン・ブランとソーヴィニヨン・グリ

・Vezelay(ヴェズレー)白、シャルドネ

 

地方名A.O.C.は無理に覚えなくてもいいと思いますが、村名は割と問われやすいイメージがありますので、A.O.C.名と生産可能色、使用品種は押さえておきましょう。

特に今回のSaint-Brisのようにシャルドネのイメージがあるブルゴーニュ地方でソーヴィニョンが使われるなど例外的なA.O.C.は他の受験生が間違いやすい箇所です。

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】ソーテルヌ・バルサック地区の格付け

こんにちは!今回はソーテルヌ・バルサック地区の格付けについて学習しましょう!

 

練習問題 ソーテルヌ・バルサック地区の格付け

Q:次のうち、格付けがPremiers CrusでコミューンがBarsacのシャトーを選んでください。

①Chateau Coutet

②Chateau Lafaurie-Peyraguey

③Chateau Suduiraut

④Chateau Rieussec

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。 WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。 【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。

   

正解は①のChateau Coutet(シャトー・クーテ)です!

他の選択肢も全てPremier Crusのシャトーですが、コミューンが違います。

②のChateau Lafaurie-Peyraguey(シャトー・ラフォリ・ペラゲ)はBommes、③のChateau Suduiraut(シャトー・スデュイロー)はPreignac、④のChateau Rieussec(シャトー・リューセック)はFarguesです。

 

ソーテルヌ・バルサック地区の格付けでは今回のような出題のされ方が多いので、各シャトーと階級・コミューンが紐づけられているかが重要です。

可能ならばPremier Cru Superieur、Premiers Crus、Deuxiemes Crusまで全て覚えていることが理想ですが、余裕がなければDeuxiemes Crusは飛ばしてもよいと思います。(私は飛ばしました

 

ちなみに私はPremier Crusのシャトーは以下のように覚えていました。

 

①まず、何回もシャトーの名前を読んで覚える。

 

②下記の5つのシャトーのコミューンを覚える。()内がコミューン名

・Chateau Coutet(Barsac)

・Chateau Climens(Barsac)

・Chateau Suduiraut(Preignac)

・Chateau Guiraud(Sauternes)

・Chateau Rieussec(Fargues)

 

③その他6つのシャトーのコミューンはBommes

今回ご紹介した方法だとPremier Crusまでなら割と苦労せずに覚えられると思います。(苦労はしますが、メドックの61シャトーと比べると全然マシです

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】コート地区のA.O.C.

こんにちは!今回はコート地区のA.O.C.について学習しましょう!

正直私はボルドーのA.O.C.の中でコート地区が一番苦手でした。。。

名前が似たようなものが多くて紛らわしいんですよね

 

練習問題 コート地区のA.O.C.

Q:次のうち、赤と辛口白のみが生産可能なA.O.C.を選んでください。

①Cotes de Bordeaux

②Francs Cotes de Bordeaux

③Sainte-Foy Cotes de Bordeaux

④Blaye Cotes de Bordeaux

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。 WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。 【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。

   

正解は④のBlaye Cotes de Bordeaux(ブライ・コート・ド・ボルドー)です!

 

コート地区はガロンヌ、ドルドーニュ、ジロンド3つの河川沿いに点在している産地で、立地がばらけており掴みどころがないかもしれません。

中には同じ位置で異なる名称、のA.O.C.も存在しています。

ですので、下記のようにコート地区は隣接する河川ごとに細かい地域に区別して覚えることをおすすめします。

 

【コート地区全域】

・Cotes de Bordeaux(コート・ド・ボルドー)赤

 

【ジロンド河右岸】

・Blaye Cotes de Bordeaux(ブライ・コート・ド・ボルドー)赤・辛口白

・Cotes de Blaye(コート・ド・ブライ)辛口白

・Blaye(ブライ)赤

※↑この3つのA.O.C.は同じ場所に位置しています。

・Cotes de Bourg(コート・ド・ブール)赤・辛口白

 

【ガロンヌ河右岸】

・Cadillac Cotes de Bordeaux(カディヤック・コート・ド・ボルドー)赤

・Premieres Cotes de Bordeaux(プルミエール・コート・ド・ボルドー)白

※↑この2つのA.O.C.は同じ場所に位置しています。

 

【ドルドーニュ河右岸】

・Castillon Cotes de Bordeaux(カスティヨン・コート・ド・ボルドー)赤

・Francs Cotes de Bordeaux(フラン・コート・ド・ボルドー)赤、辛口白、甘口白

 

【ドルドーニュ河左岸】

・Sainte-Foy Cotes de Bordeaux(サント・フォワ・コート・ド・ボルドー)赤、辛口白、半甘口白、甘口白

 

ちなみにサント・フォワ・コート・ド・ボルドーは2016年に新たに加わったのですが、このように新しい変更があったA.O.C.というのは問われやすいように感じます。

ボルドー全体でも最東端に位置するA.O.C.ですので地図問題も考えられます。教本の地図を見て各A.O.C.の位置関係も確認しておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】グラーヴの格付け

こんにちは!今回はグラーヴの格付けについて学習しましょう!

グラーヴはシャトー名とワインの色を紐づけることが重要です。

解説では私なりの覚え方をご紹介いたします。

 

練習問題 グラーヴの格付け

Q:次のうち、グラーヴ地区で赤ワインのみが格付けされているシャトーを選んでください。

①Chateau Couhins-Lurton

②Chateau Laville Haut-Brion

③Chateau Olivier

④Chateau de Fieuzal

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正解は④のChateau de Fieuzal(シャトー・ド・フューザル)です!

 

①のChateau Couhins-Lurton(シャトー・クーアン・リュルトン)と②のChateau Laville Haut-Brion(シャトー・ラヴィユ・オー・ブリオン)は白のみ、③のChateau Olivier(シャトー・オリヴィエ)は赤、白が格付けされています。

 

グラーヴの格付けはメドックの格付けからおよそ100年後の1953年に発表され、1959年に承認されました。

階級分けはなく、16のシャトー名がワインの色とともにリストされています。

 

教本には16のシャトー名と色、コミューンが載っていますが、コミューンは余裕のある方のみで結構です。

シャトー名と色は16シャトーあり記憶量が多いように思えますが、3つの法則と例外さえ覚えれば対応できます。

 

法則

・「Haut」が付くと赤のみ

・「Couhins」が付くと白のみ

・その他は赤白

 

例外

・Chateau de FieuzalとChateau Pape Clementは赤のみ

・Chateau Laville-Haut-brionは白のみ

 

いかがでしょうか。このように法則分けをすると記憶しやすいように思えませんか?

今後もこのような記憶のコツなどを共有させていただければと思います

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】サンテミリオンの格付け

こんにちは!今回はサンテミリオンの格付けについて学習しましょう!

メドックの格付けと比べると地味な存在ですが出題の可能性は十分にあります。

 

練習問題 サンテミリオンの格付け

Q:次のうち、サンテミリオンの格付けで第一特別級Aのシャトーを選んでください。

①Chateau Beausejour

②Chateau Pavie

③Chateau Pavie Macquin

④Chateau Canon

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正解は②のChateau Pavie(シャトー・パヴィ)です!

 

サンテミリオンの格付けは1855年に行われた格付けから100年後の1955年に行われました。

階級は、第一特別級(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ)と特別級(グラン・クリュ・クラッセ)に分かれ、第一特別級は上級のAと下のBに分かれます。

不正解の選択肢のシャトーは第一特別級Bのシャトーです。

 

全ての格付けのシャトーを覚えるのに越したことはありませんが、そんな余裕はなかなか無いため、最低限第一特別級Aは押さえるようにしておきましょう。

2022年の教本には、Angelus(アンジェリュス)、Ausone(オーゾンヌ)、Cheval Blanc(シュヴァル・ブラン)、Pavieの4つのシャトーが第一特別級Aと記載があります。

 

ただしここで補足をしておかなければならないのは、このサンテミリオンの格付けはメドックの格付けとは異なり約10年ごとに見直しが行われる点です。

これまで7回の見直しが行われているのですが、2022年に最新の見直しが行われました。

AngelusとAusoneとCheval Blancが格付けから脱退し、新たに第一特別級BだったFigeac(フィジャック)が第一特別級Aに昇格するという結果になりました。

ですので、2023年以降はPavieとFigeacの2つのシャトーが第一特別級Aということになります。

2023年以降に受験される方は最新の教本で確認してみてください。

 

今回のような格付けや法律に変更があった点は非常に試験に問われやすくなっています。

私も2022年に受けた試験本番でその年に変更されたCava Reservaの熟成期間を答えさせる問題が出題されました。

教本の最新の変更点などはチェックするようにしましょう!

ソムリエ試験練習問題【ボルドー】メドック地区のA.O.C.

こんにちは!今回はボルドー、メドック地区のA.O.C.について学習しましょう

 

練習問題 メドック地区のA.O.C.

Q:次のうち、メドック地区のA.O.C.ではないものを選んでください。

①Pauillac

②Loupiac

③Moulis

④Listrac-Medoc

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正解は②のLoupiac(ルーピアック)です!

Loupiacはアントル・ドゥー・メール地区のA.O.C.で甘口の白が造られています。

 

メドック地区は南のオー・メドックと北のメドックに分かれていて、オーメドックの中に6つの村名A.O.C.があります。

ですのでメドック地区で覚えるべきA.O.C.は下記のように8つあることになります。

 

・Medoc(メドック)

・Haut-Medoc(オー・メドック)

以下村名A.O.C.

・Saint-Estephe(サン・テステフ)

・Pauillac(ポイヤック)

・Saint-Julien(サン・ジュリアン)

・Moulis(ムーリ)

・Listrac-Medoc(リストラック・メドック)

・Margaux(マルゴー)

 

これらのA.O.C.は全て赤ワインのみ生産可能です。

シャトーマルゴーなど白ワインを生産しているシャトーもありますが、これらの白ワインはA.O.C.ボルドーとしてリリースされています。

※ただし現在メドック地区において白ワインのA.O.C.を認可する動きがあり、近い将来変更があるかもしれません。

 

また使用するブドウ品種も8つのA.O.C.で共通しており、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、マルベック、プティ・ヴェルド、カルムネールが認められています。

 

ボルドーワインはお近くのワインショップや、飲食店で勤務されている方であれば勤務先でも置いていることが多いと思います。

是非実物のボトルをご覧になって、A.O.C.名を探してみてくださいね