ソムリエ試験練習問題【イタリア】イタリアの歴史

こんにちは!今回はイタリアの歴史からの出題です。

イタリアの歴史はフランスよりも古く、紀元前2000年以上前に遡るとされています。

そのため他の国よりも歴史からの出題が若干多い印象があります。

 

練習問題 イタリアの歴史

Q:次のうちChianti、Pomino、Carmignano、Val d’Arno di Sopraの境界線を定めた人物を選んでください。

①ベッティーノ・リカーゾリ男爵

②コジモ3世

③ヴィットリオ・エマヌエーレ2世

④サンテ・ランチェリオ

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は②のコジモ3世です!

トスカーナ大公コジモ3世は1716年にキアンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァルダルノ・ディ・ソプラの生産地の線引きを行いました。

なぜこの出来事がそこまで重要視されるのかというと、これが世界初の原産地呼称制度と言われているからです。

 

これら4つの生産地は現在でも原産地呼称として名前が残っています。

キアンティとカルミニャーノはD.O.C.G.、ポミーノとヴァルダルノ・ディ・ソプラはD.O.C.です。

 

ちなみに①のベッティーノ・リカーゾリ男爵は1870年前後にFormulae(フォルムラ)と呼ばれるキアンティワインのベースとなる品種構成(サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、マルヴァジア・デル・キアンティ10%)を定めました。

これも重要事項ですので覚えておきましょう。

 

③のヴィットリオ・エマヌエーレ2世は1861年にイタリアが統一されイタリア王国が建国された際の初代国王です。余裕がある方は頭に入れておきましょう。

 

④のサンテ・ランチェリオは16世紀の歴史学者でありソムリエの先駆けような存在とされる人物で、モンテプルチアーノを好んだとされています。この人物は覚える必要はありません

非常に古い歴史を持つイタリアですが、そんなイタリアの歴史は世界最初の原産地呼称が誕生するなど、世界的に見ても重要です。

年号なども含めて押さえておきましょう。

ソムリエ試験【一次試験勉強法】教本を読むスピードを上げるコツ

こんにちは!今回は一次試験の勉強についてお話をさせていただきます

試験勉強の核となる教本の読み方について私が意識していたポイントを一つご紹介いたします。

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。 WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。 【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。

   

ソムリエ・ワインエキスパート最大の難関はやはり一次試験です。

例年受験生の半分以上がこの一次試験で不合格となっています。

 

そんな一次試験の勉強で全ての受験生が使うであろう本がソムリエ協会の教本なのですが、この教本がなかなか受験生泣かせなのです

タウンページのような大きさの本で、800ページを超えている上、ほぼすべての範囲から出題されます。

普通に一冊読もうとすると何日もかかってしまいますし、勉強のモチベーションも保ちにくいです。

 

そこで私が教本を読む際に意識していたのが最上級の表現に注目することです。

例えばフランスの範囲で次のような文があったとします。(文章はあくまでサンプルです)

 

【A.O.C.〇〇は、△△村の最も南に位置しており、温暖な気候から力強いワインを産み出しています。】

 

このような文章は教本でよく見かけますが、大きく分けて「△△村の最も南に位置している」「温暖な気候」「力強いワインが出来る」という3つの情報があります。

これらのうち試験に出題されることがあるとすれば、断然「△△村の最も南に位置している」です。

 

なぜならこのような最上級を用いた表現は誰が見ても意味が変わらないからです。

温暖な気候や力強いワインが出来るというのもソムリエとして知っておくべき知識であるのは事実です。

しかし、フランスの中の温暖な気候というのは日本の南の方に暮らす人からすれば涼しい気候ですし、力強いワインというのも他のさらに力強いワインを飲んだ経験がある方にとっては優しい印象になるでしょう。

 

ここで試験を作成する人の立場になってみてください。

人によって「温暖な気候」や「力強いワインが出来る」答えが変わるような曖昧な問題は作りにくくないでしょうか。

「最も南」や「面積最大」などといった誰にとっても変わらない内容の方が問題にしやすいですよね。

 

教本をなかなか読み進められず行き詰った際は意識を変えて読んでみてください

ソムリエ・ワインエキスパート試験【必要な勉強時間と時間の取り方】

こんにちは!今回はソムリエ・ワインエキスパート試験で必要な勉強時間と私が行っていた勉強時間の取り方についてお伝えできればと思います。

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

まず前提として私はワインを専門に扱うレストランなどではなくビールや日本酒などあらゆる酒類を取り扱う酒販店に勤務しています。

つまる受験勉強を始める前の私のワインの知識はただのワイン好きの素人程度でした

 

そんな初心者に毛が生えたくらいの知識から合格までかかった私の勉強時間はおおむね400~450時間程度でした。

私が本格的に学習を始めたのが2月の下旬頃で1日平均2.5時間、それを8月まで(6か月間)続けたので、

2.5時間×180日=450時間というイメージです。

 

ただしこの時間は合格最低点まで必要な時間という訳ではありませんし、必要な勉強時間は人それぞれです。

よく「ソムリエ試験 勉強時間」とグーグル検索をすると、200時間が目安だとか、それ未満で合格したなど様々な記事を目にしてそのくらい勉強すれば合格できるのかと思うことがあるかもしれませんが、その人が長年ワインバーなどで勤務していたなど、元々どのくらいの知識を持っていたかは不透明です。

重要なのは誰もが目安とされる200時間勉強すれば合格できるわけではないし、私のような素人スタートの受験生はそれ以上の学習時間は必要だと思います。

 

・時間の取り方

それでは私がどのように学習時間を取っていたかというと、面白味はありませんが結局のところスキマ時間の活用です。

私は通勤の電車内や仕事の休憩時間に勉強時間を取っていました。

学生のように日々何時間も勉強に費やすことができない社会人にとって勉強に使えそうな時間と言えば移動時間と職場での休憩時間などでしょう。

 

ただソムリエ協会の教本などを電車や会社に持ち運ぶのは現実的ではありませんから、WBSなどを利用して学習を進めました。

我田引水のように聞こえるかもしれませんが、やはりスマホで利用できるコンテンツというのは忙しい現代人にとっては強力な味方です。

極端な話、私は原付バイクで移動中の信号待ちでもWBSのテキストを使っていました笑(危ないので周りはきちんと確認してくださいね!

 

是非参考にしていただき、この記事をお読みいただいた方が一人でも多く試験に合格されれば幸いです。

ソムリエ試験練習問題【ロワール渓谷地方】チーズ

こんにちは!今回はロワール渓谷地方のチーズについて学習しましょう!

ロワールは山羊乳から作られるシェーブルチーズの名産地として有名です。

 

練習問題 ロワール渓谷地方のチーズ

Q:次のうち、ロワール渓谷地方で作られるチーズとして誤っているものを選んでください。

①Valencay

②Pouligy-Saint-Pierre

③Picodon

④Crottin de Chavignol

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は③のPicodon(ピコドン)です!

ピコドンは他のロワールのチーズと同じく山羊乳から作られるチーズですが、コート・デュ・ローヌ地方のチーズです。

ちなみにコート・デュ・ローヌ地方やプロヴァンス地方といった南仏もロワールと同じくシェーブルチーズが多いです。

 

ロワール渓谷地方のチーズは下記の5種類の名前と出来れば形も覚えておきましょう。

・Sainte-Maure de Touraine(円筒型)

・Selles-sur-Cher(円錐台形)

・Valencay(四角錐の頂点を切った形)

・Pouligny-Saint-Pierre(エッフェル塔とも呼ばれるピラミッド型)

・Crottin de Chavignol(饅頭型)

 

これらは全てシェーブルチーズです。

シェーブルチーズは酸味が強いことと、その多くがポプラの木炭をまぶしてあるのが特徴です。

 

マリアージュの問題が出された際は同じロワール渓谷地方のワインを選ぶようにしてください。(特にValencayはワイン名にもありますね。

 

ちなみに余談ですが、ロワール渓谷地方でシェーブルチーズは732年にトゥール・ポワチエ間の戦いで敗れたサラセン人が山羊を置いて敗走したため、サラセン人の置き土産と呼ばれています。

こういった一見余計と思える歴史なども学ぶと意外と記憶の定着にも繋がるので息抜きにおすすめです

ソムリエ試験練習問題【ロワール渓谷地方】ロワール川沿いの主要なA.O.C

こんにちは!今回はロワール渓谷地方のA.O.Cについて学習しましょう!

この地方のA.O.Cはロワール川という大きな川沿いに位置しているため、川の左岸か右岸かどちらに位置しているかが地図問題などで重要になってきます。今回できちんと整理できるようにしましょう。

 

練習問題 ロワール渓谷地方のA.O.C

Q:次のうち、ロワール川の左岸に位置するA.O.Cを選んでください。

①Savennieres

②Bourgueil

③Chinon

④Pouilly-Fume

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は③のChinon(シノン)です!

シノンはロワール渓谷地方の中でもトゥーレーヌ地区という地区のロワール川左岸に位置しています。

 

ロワール川にまたがって位置している産地もあるので右岸か左岸が見分けることが難しいですが、代表的なものをまとめると下記の通りです。

 

【右岸】上流側から

・Pouilly-Fume(プイィ・フュメ)

・Vouvray(ヴーヴレ)

・Bourgueil(ブルグイユ)

・Savennieres(サヴニエール)

 

【左岸】上流側から

・Sacerre(サンセール)

・Montlouis sur Loire(モンルイ・シュール・ロワール)

・Chion(シノン)

・Coteaux du Layn(コトー・デュ・レイヨン)

 

また、長細い産地のため各生産地が地区で分かれあかれています。

 

ちなみにここで言うロワール川とはLoire川のことです。

アンジュー&ソミュール地区で合流するLoir川という支流もあるので混同しないようにしましょう。

ソムリエ試験練習問題【シュッド・ウエスト】ジュランソン

こんにちは!今回はシュッド・ウエストでも重要なA.O.Cであるジュランソンについて学習しましょう!

 

練習問題 ジュランソンについて

Q:次のうちA.O.Cジュランソンの主要品種として正しいものを選んでください。

①Sauvignon

②Mauzac

③Muscadelle

④Petit Manseng

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は④のPetit Manseng(プティ・マンサン)です!

ジュランソンはフランス南西地方でもかなりスペインよりに位置している産地で試験では重要なA.O.Cです。

辛口白と甘口白が生産されています。

 

今回正解だったプティ・マンサンの他にグロ・マンサンも主要品種として認められています。

プティ・マンサンやグロ・マンサンはシュッド・ウエストのガスコーニュ&バスク地区でよく栽培されている品種です。ジュランソン以外ではパシュラン・デュ・ヴィク・ビル(マディランと同じ地域)やサン・モン、テュルサンなどで栽培されています。

 

フランスでも著名なワインとされており、アンリ4世の洗礼に使われたと言われています。

 

先ほどスペインに近いと書きましたが、スペインとの国境にはピレネー山脈があります。

このピレネー山脈の影響でフェーン現象が起こり、ブドウの生育が促進され、この地域ではパスリヤージュ(ブドウを収穫せず樹になったまま過熟させること)が可能になります。この方法はアルザスのヴァンダンジュ・タルディヴでも用いられています。

 

残糖規定は通常40g/L以上です。4g/Lでsec、55g/L以上で11月2日以降に収穫したものにはVendanges Tardives(遅摘み)の表記が可能です。

 

繰り返しになりますが、ジュランソンは覚えるべきポイントも多く重要です。

今回太字で示したポイントはしっかりと押さえておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【シュッド・ウエスト】南西地方の主要A.O.C

こんにちは!今回はシュッド・ウエスト(南西地方)のA.O.Cについて学習しましょう!

 

練習問題 シュッド・ウエストのA.O.C

Q:次のうち、マルベックを主要品種とするA.O.Cを選んでください。

①Cahors

②Fronton

③Madiran

④Irouleguy

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は①のCahors(カオール)です!

マルベックはコットとも呼ばれる品種で非常に色が濃く、力強いワインを産み出すブドウです。

フランス以外ではアルゼンチンのものが有名です。

 

カオールはマルベックを使用するワインで最も有名なものでしょう。

ロット川流域の東西60kmにブドウ産地が広がっています。

 

マルベックを70%以上使用することが義務付けられています。

 

他の選択肢のA.O.Cも超重要です。

 

②のFrontonはガロンヌ河とタルン川に挟まれた地域に位置しています。

このA.O.Cで重要なのはなんといってもA.O.Cで唯一ネグレットを主要品種としている点です。

この固有品種と暖かく乾燥した気候から成熟度が高く、黒い果実や甘草や胡椒のアロマがあるワインが造られます。

 

③のMadiran(マディラン)はガスコーニュ&バスク地区に位置するカオールと並んでシュッド・ウエストで最も重要な赤ワインのA.O.Cです。

主要品種はタナというブドウです。このタナという名前は渋み成分のタンニンが語源となっているとされています。

その名の通りタンニンのしっかりした長期熟成型のワインが多く生産されています。

 

④のIrouleguy(イルレギー)はバスクのワインとして知られています。

主要品種は黒ブドウはカベルネ・フランとタナ、白ブドウはクルビュ、プティ・クルビュ、グロ・マンサン、プティ・マンサンです。

ただしイルレギーでは品種よりもその立地を問われることが多いです。

地図を見ていただければわかりますが、イルレギーはシュッド・ウエストでスペインに最も近い場所に位置しています。

これらのA.O.Cは地方を代表するようなワインですが、意外とワインショップで千円台から見かけることもあります。

是非一度気軽に試してみてくださいね。

ソムリエ試験練習問題【ラングドック・ルーション】ルーション地方のA.O.C

こんにちは!今回はルーション地方のA.O.Cについて学習しましょう!

ルーション地方は他の南仏の地方とブドウ品種などは似ていますが、V.D.N.が多いのが特徴です。

 

練習問題 ルーション地方のA.O.C

Q:次のうち、A.O.CBanyulsと同じ地域のA.O.Cを選んでください。

①Maury

②Corbieres

③Collioure

④Minervois

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は③のCollioure(コリウール)です!

コリウールはA.O.Cバニュルスの地域で造られる酒精強化をしない白・赤・ロゼが認められているA.O.Cです。

地中海沿岸部のスペインとの国境付近に位置しています。

 

バニュルスは1936年のA.O.C制定と同時に認定されたV.D.N.の赤・ロゼ・白が認められているA.O.Cです。

熟成の仕方などにより、Ambre、Blanc、Rimage、Traditionnel、Roseなどの種類があります。

 

また、5年以上熟成させたAmbreとTraditionnelにはHors d’age(オール・ダージュ)の表記が認められます。

ランシオ香が生じたものにはRancioの表記が認められます。

 

バニュルスには上位A.O.C.としてBanyuls Grand Cruがあります。

バニュルスがV.D.N.の白・赤・ロゼが造られるのに対し、バニュルス・グラン・クリュはV.D.N.の赤のみが認められています。

オーク樽で最低30カ月の熟成が義務付けられている点も通常のバニュルスと異なります。

 

このようにルーション地方にはV.D.N.のA.O.Cが多くあります。

余裕があれば、V.D.N.が造られるA.O.C.をリストアップしておくことをお勧めします。

ソムリエ試験練習問題【ラングドック・ルーション】リムー

こんにちは!今回はラングドックにあるリムーというA.O.C.について学習しましょう!

リムーは複雑かつ珍しい規定があるのでラングドックの中でも試験に出やすいA.O.C.と言えます。

 

練習問題 A.O.Cリムーについて

Q:次のうち、Cremant de Limouxの主要品種を選んでください。

①モーザック

②シャルドネ

③シュナン・ブラン

④クレレット

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は②のシャルドネです!

リムーは城塞都市カルカッソンヌの南に位置するA.O.Cです。

名前にリムーと付くA.O.Cは下記の4つがあります。

 

・Limoux(リムー)

・Limoux methode ancestrale(リムー・メトード・アンセストラル)

・Limoux Blanquette de Limoux(リムー・ブランケット・ド・リムー)

・Cremant de Limoux(クレマン・ド・リムー)

 

Limouxは赤・白・発泡白が生産可能です。

押さえておいていただきたい珍しい規定が赤の主要品種がメルロであることと1993年に樽発酵が義務化されたことです。

ラングドック地方でメルロが主要品種である規定は珍しいですし、樽発酵が義務化されていることは世界的に見ても珍しいですね。

白の主要品種はシャルドネ、シュナン・ブラン、モーザックが認められています。

 

Limoux methode ancestraleはモーザック100%を使ってアンセストラル方式で造られる弱発泡性ワインです。

 

Limoux Blanquette de Limouxはモーザックを90%以上使用して瓶内二次発酵方式で造られる発泡性ワインです。

 

Cremant de Limouxは主要品種にシャルドネ、補助品種にシュナン・ブラン、モーザック、ピノ・ノワールが認められています。

 

こういった個性的な規定のA.O.Cワインがあるというのもラングドック・ルーション地方の魅力の一つだと思います。

ソムリエ試験練習問題【ラングドック】全域のA.O.C.

こんにちは!今回はラングドック全域のA.O.C.について学習しましょう!

 

練習問題 ラングドック地方全域のA.O.C.

Q:次のうち、Languedoc Cabrieresの生産可能色を選んでください。

①赤

②赤・ロゼ

③赤・白

④赤・白・ロゼ

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は②の赤・ロゼです!

なかなか地味な出題で難しかったかもしれません。。。

 

まず、ラングドック地方には全域のA.O.C.としてLanguedoc(ラングドック)があります。

生産可能色は白・赤・ロゼです。

その範囲は大きく、10,000haにもなり、生産量は40万ヘクトリットルにのぼります。

 

Languedocには11の地理名称があります。

 

【地理的名称付きA.O.C.ラングドック】

・Languedoc Cabrieres(カブリエール)

・Languedoc Gres de Montpellier(グレ・ド・モンペリエ)

・Languedoc La Mejanelle(ラ・メジャネル)

・Languedoc Montpeyroux(モンペイルー)

・Languedoc Pezenas(ペズナス)

・Languedoc Quatourze(カトゥルズ)

・Languedoc Saint-Christol(サン・クリストル)

・Languedoc Saint-Drezery(サン・ドレゼリー)

・Languedoc Saint-Georges-d’Orques(サン・ジョルジュ・ドルク)

・Languedoc Saint-Saturnin(サン・サテュルナン)

・Languedoc Sommieres(ソミエール)

 

全て完璧に覚える必要はありませんが、問われやすいポイントとしては今回の出題したように生産可能色です。

Cabrieres以外は赤のみですが、Cabrieresのみ赤とロゼが生産可能です。

 

ラングドックは捉えどころのない印象がありますので要点を絞って覚えていきましょう。