ソムリエ試験練習問題【チリ】新しい原産地呼称

こんにちは!今回はチリの新しい原産地呼称表示について学習しましょう!

チリには元々D.O.という原産地呼称制度がありますが、それとはべつの新しい原産地呼称を表示する動きが近年活発になっています。

 

練習問題 チリの新しい原産地呼称表示

Q:チリの新しい原産地呼称表示の中で、アンデス山脈と海岸産地に囲まれた産地を選んでください。

①コスタ

②エントレ・コルディリェラス

③アンデス

④チロエ

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。

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問題の正解はこちら!

正解は②のエントレ・コルディリェラスです!

 

チリは地図で見ると南北に非常に細長い縦長の形をしています。

そうなると産地を水平に区切りたくなるのが人情というものです。

 

しかしチリは西の海岸線近くから東のアンデス山脈あたりでは標高や気候が大きく異なります。

そのため産地を水平に区切ってもブドウや造られるワインの説明にはならないという考えが生まれました。

 

そこで登場した原産地呼称が

①コスタ(海岸に面した畑)

②エントレ・コルディリェラス(海岸産地とアンデス山脈の間)

③アンデス(アンデス山脈側の斜面)

の3つです。

 

コスタでは海風の影響を受ける環境を生かしミネラルや塩味が強く感じられるワインが主に生産されています。

 

エントレ・コルディリェラスはブドウ栽培のみならず小麦や果樹などチリ農業の中心地です。

チリを代表する赤ワインの多くはこのエントレ・コルディリェラスで生産されており、さらにチリワイン生産の約60%を占めています。

 

アンデスはその名の通りアンデス山脈の斜面に位置する産地です。

非常に昼夜の気温差が激しい産地です。

赤ワインだけでなく、白ワインやスパークリングワインにもチリを代表するようなワインが見受けられます。

 

 

ちなみにチロエは新しい原産地呼称表示ではありませんが、2018年6月にオソルノよりさらに南にあるこのチロエ島にアルバリーニョが植えられたことで、ここがチリ最南端のブドウ畑になりました。

ソムリエ試験練習問題【アルゼンチン】スパークリングワインの表示

こんにちは!今回はアルゼンチンのスパークリングワインの表示について学習しましょう!

フランスなど伝統国の区分とは少しことなりますので、注意してください。

また、隣国のチリも少し特殊な糖分表記を行っていますので併せておさらいしましょう。

ワイン概論で残糖量を学習したのにまた学習するのか、、、と思われる方も多いと思いますが、なんとかついてきてください!

 

練習問題 アルゼンチンのスパークリングワインの表示

Q:次のうち、Brutが表すドサージュ量として正しいものを選んでください。

①12g/L未満

②6g/L未満

③2g/L以上8g/L未満

④8g/L以上14g/L未満

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正解は④の8g/L以上14g/L未満です!

 

ヨーロッパの伝統国ではBrutは12g/L未満でしたね。

 

また、アルゼンチンのスパークリングワインの表示ルールで注意したいのが、フランスやイタリアなどの規定は残糖量で決まっていましたが、アルゼンチンのスパークリングワインはドザージュ量で決まると教本には記載があります。

 

●アルゼンチンのスパークリングワインの表示

Nature ドザージュ・ゼロ

Brut Nature 2g/L未満

Extra Brut 2g/L以上8g/L未満

Brut 8g/L以上14g/L未満

Demi Sec 14g/L以上25g/L未満

Dulce 25g/L以上

 

チリにもフランスなどとは異なるスパークリングワインの表示ルールがありますので、まとめて覚えてしまいましょう。

フランスやイタリアと同じように残糖量で分類されます。

 

●チリのスパークリングワインの表示

Brut Nature 3g/L未満

Extra Brut 0~6g/L未満

Brut 12g/L未満

SecoまたはDry 12~21g/L未満

Demi SecまたはMedium Dry 21~50g/L未満

Doux 50g/L以上

 

正直なところ、なぜこういったルールは国際的に統一しないんでしょうね。。。ややこしい

ソムリエ試験練習問題【アルゼンチン】ワイン産地

こんにちは!今回はアルゼンチンのワイン産地について学習しましょう!

 

練習問題 アルゼンチンのワイン産地

Q:次のうち、正しいものを選んでください。

①リオ・ネグロはアルゼンチンのブドウ栽培地としては標高が最も高い。

②メンドーサはブドウ栽培面積において、アルゼンチン全体の約70%を占める。

③フフイ州にある世界で最も高地にあるブドウ畑といわれるケブラダ・デ・ウマワカは最高標高2,420mに位置する。

④2019年にメンドーサのウコ・ヴァレーでVIGNOという生産者団体が創設された。

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正解は②のメンドーサはブドウ栽培面積において、アルゼンチン全体の約70%を占める。です!

 

問題文が長く難しく見えたかもしれませんが、メンドーサがアルゼンチンの70%を占める大きな産地であることを把握していればなんとか答えられる問題でした。

 

①は標高が最も高いが間違いで、リオ・ネグロはブドウ栽培地としては標高が最も低いです。

 

③はケブラダ・デ・ウマワカが世界で最も高地に位置する畑ということは間違いではないのですが、標高が間違いで、2,720,~3,329mに位置しています。

数字まで覚える必要はありませんが、世界一標高の高い畑がアルゼンチンにあって、その標高が3,000mを超えている、と覚えておきましょう。

ちなみに3,329mは富士山の八合目あたりにあたります。そんな所でブドウ栽培しているのは驚きですね!

 

④はVIGNOが間違いです。正しくはPiPA(Productores Independientes de Paraje Altamira)です。

VIGNOも活動内容は似ていますが、VIGNOはチリの生産者団体です。

 

このような文章の正誤問題は読むだけで時間がかかりますし、試験本番中に出題されると焦ってしまいがちです。

しかし読んでみると答えは意外とシンプルであったり、消去法で解答にたどり着けることもあるので焦らず問題文を読みましょう。

ソムリエ試験練習問題【アルゼンチン】歴史(珍問)

こんにちは!今回はアルゼンチンの歴史について学習しましょう!

今回の問題は私が実際に受験した際に難しくて解けなかった思い出の問題です

是非挑戦してみてください!

 

練習問題 アルゼンチンの歴史

Q:次のうち、アルゼンチン政府から招聘された植物学者で、マルベックなどをメンドーサに初めて植えた人物を選んでください。

①ペドロ・デル・カスティージョ

②フアン・フフレ

③ミシェル・アイメ・プージェ

④ニコラス・カテナ

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正解は③のミシェル・アイメ・プージェです!

 

もともとアメリカ大陸にヴィティス・ヴィニフェラは自生しておらず、キリスト教の伝道師がスペインから持ち込んだと言われています。

①のペドロ・デル・カスティージョと②のフアン・フフレはその伝道師のグループの一員でした。

ペドロ・デル・カスティージョは1561年にメンドーサに、フアン・フフレは1562年にサン・フアンにブドウ畑をひらきました。

 

ミシェル・アイメ・プージェは1853年に農場試験場をメンドーサに開設した植物学者です。

マルベック、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ソーヴィニヨン・ブランなどをメンドーサのブドウ畑に初めて植えました。

この中でも特にマルベックはメンドーサやサン・フアンの気候とも適合し、栽培面積を広げ、のちにラ・フランセサと呼ばれるほどポピュラーな品種になります。

 

またプージェは酸化防止剤の二酸化硫黄を紹介したともいわれています。

 

④のニコラス・カテナはイタリア・マルケからの移民で、あの有名なニコラス・カテナの創業者です。

 

これは受験当時の私の肌感覚ですが、アルゼンチンとチリ、南米大陸は非常に細かい出題が多かったと記憶しています。

だからといって2023年以降も難しい出題がされるとは限りませんが、フランスなど伝統国だけではなくニューワールドからも難易度の高い問題が出題されるということはお含みおきください。

ソムリエ試験練習問題【アメリカ】ワシントン・オレゴン州のA.V.A.

こんにちは!今回はアメリカのワシントン州とオレゴン州のA.V.A.について学習しましょう!

 

練習問題 ワシントン州とオレゴン州のA.V.A.

Q:次のうち、カスケード山脈の西側に位置するA.V.A.を選んでください。

①Puget Sound

②Walla Walla Valley

③Snake River Valley

④Carneros

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正解は①のPuget Sound(ピュージェット・サウンド)です!

ピュージェット・サウンドはワシントン州に位置する産地でシアトルのあたりになります。

 

ワシントン州とオレゴン州にはカスケード山脈という山脈が南北に走っています。

この山脈より各A.V.A.が東に位置するのか、西に位置するのかという問題が出題されることが多いです。

 

ワシントン州は多くのA.V.A.がカスケード山脈の東側に位置しているのですが、ピュージェット・サウンドだけが唯一西側に位置しています。

 

②のWalla Walla Valley(ワラワラ・ヴァレー)はワシントン州とオレゴン州にまたがるA.V.A.です。

ワシントン州のA.V.A.としては最多の100以上のワイナリーがあります。

 

③のSnake River Valley(スネーク・リヴァー・ヴァレー)はオレゴン州とその東にあるアイダホ州にまたがるA.V.A.です。

オレゴン州で最も内陸に位置していることもあり、非常に乾燥した気候です。

 

④のCarneros(カーネロス)はナパ・ヴァレーとソノマ・カウンティにまたがるA.V.A.です。

 

このようにワシントン州・オレゴン州は複数の州にまたがるA.V.A.が多くややこしいので注意しましょう。

 

また2021年に新しく認定さえたウィラメット・ヴァレー南部のA.V.A.であるLower Long Tom(ローワー・ロング・トム)が2023年度教本に追加されたので要チェックです!

ソムリエ試験練習問題【カナダ】オンタリオ州のアペレーション

こんにちは!今回はカナダ、オンタリオ州のワイン産地について学習しましょう!

 

練習問題 カナダワインのアペレーション

Q:次のうち、ナイアガラ・エスカープメントのサブ・アペレーションを選んでください。

①Beamsville Bench

②Niagara Lakeshore

③St. Daivd’s Bench

④Lincoln Lakeshore

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正解は①のBeamsville Bench(ベームズヴィル・ベンチ)です!

 

ナイアガラ・ペニンシュラはオンタリオ州を代表する産地です。

有名なナイアガラの滝周辺にある傾斜台地に風がぶつかり独特な空気の流れを形成しています。

 

ナイアガラ・ペニンシュラには大きな区分のリジョナル・アペレーションが2つ、そしてより細かい区分のサブ・アペレーションが10あります。

 

ナイアガラ・ペニンシュラのリジョナル・アペレーションはナイアガラ・エスカープメントとナイアガラ・オン・ザ・レイクがあります。

 

今回の出題は難しかったですが、要するにナイアガラ・メスカープメントというリジョナル・アペレーションに含まれるサブ・アペレーションを答える問題でした。

 

■ナイアガラ・エスカープメントのサブ・アペレーション

・Beamsville Bench(ビームズヴィル・ベンチ)

・Twenty Mile Bench(トゥエンティ・マイル・ベンチ)

・Short Hills Bench(ショート・ヒルズ・ベンチ)

 

■ナイアガラ・オン・ザ・レイクのサブ・アペレーション

・Niagara River(ナイアガラ・リヴァー)

・Niagara Lakeshore(ナイアガラ・レイクショア)

・Four Mile Creek(フォー・マイル・クリーク)

・St. David’s Bench(セント・デイヴィッズ・ベンチ)

 

■その他のサブ・アペレーション

・Lincoln Lakeshore(リンカーン・レイクショア)

・Creek Shores(クリーク・ショアズ)

・Vinemount Ridge(ヴァインマウント・リッジ)

 

 

カナダのワイン産地のサブ・アペレーションは記憶量が多い上、さほど出題率も高くないので余裕があれば覚えるくらいにしておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【カナダ】ブドウ品種

こんにちは!今回はカナダワインに使用されるブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 カナダワインのブドウ品種

Q:次のうち、Vidalの交配品種を選んでください。

①Chardonnay × Seibel4986

②Riesling × Seibel4986

③Viognier × Seibel4986

④Ugni Blanc × Seibel4986

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正解は④のUgni Blanc(ユニ・ブラン) × Seibel4986(セイベル4986)です!

 

カナダでは冷涼な気候を生かして遅摘みワインやアイスワインといった甘口ワインが有名です。

そんな甘口ワインの代表的な品種がVidal(ヴィダル)です。

Vidalは正確にはVidal BlancやVidal 256と呼ばれ、オンタリオ州のアイスワインに用いられるブドウ品種では最多の生産量となっています。

Vidalは厚い果皮を持ち、高い酸度やフルーツフレーバを有しています。

さらには、高い耐寒性があるため、カナダのような冷涼な気候でも高い糖度を得ることができます。

 

その他のブドウ品種は、オンタリオ州とブリティッシュ・コロンビア州、2つの州に分けて覚えておきましょう。

 

オンタリオ州では、リースリングが白ブドウで最多、カベルネ・フランとメルロが同率で黒ブドウで最多となっています。

 

ブリティッシュ・コロンビア州では、ピノ・グリが白ブドウで最多、そしてメルロが黒ブドウで最多となっています。

 

メルロが最多というのはカナダワインのイメージからは少し意外ですね。

Vidalのアイスワインは近年カナダで人気が上がっています。見かけたら是非飲んでみてください

ソムリエ試験練習問題【アメリカ】ノースコーストのA.V.A.

こんにちは!今回はカリフォルニア・ノースコーストのA.V.A.について学習しましょう!

ノーストーストはカリフォルニアでも最も重要な広域のA.V.A.です。

 

練習問題 ノースコーストのA.V.A.

Q:次のうち、ソノマ・カウンティに含まれるA.V.A.を選んでください。

①Oakville

②Rutherford

③Petaluma Gap

④Calistoga

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正解は③のPetaluma Gap(ペタルマ・ギャップ)です!

他の3つは全てナパ・ヴァレーのA.V.A.です。

 

ペタルマ・ギャップは2018年に新設されたA.V.A.です。新設された項目は試験では特に重要です。

冷涼な風が吹き続けることがこの産地の特徴で、ピノ・ノワールやシャルドネの栽培に適しています。

 

①のOakville(オークヴィル)はカリフォルニアを代表する産地で、高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンが生産されます。

あのオーパス・ワンやスクリーミング・イーグルが生産されているのもこのオークヴィルです。

 

②のRutherford(ラザフォード)はナパヴァレーでも最も日照量の多い地区の一つです。

この産地も高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンが多く栽培されています。

 

ラザフォードのワインは「土埃(つちぼこり)」を思わせるきめ細かいタンニンが備わると言われています。

これはラザフォードのカベルネ・ソーヴィニヨンのテクスチャを「ラザフォード・ダスト」(ダスト=土埃)と表現されたことに由来します。

 

④のCalistoga(カリストガ)はナパ・ヴァレーで最も北に位置する産地です。

気温の寒暖差があることが特徴です。

 

アメリカのA.V.A.名は数が多く正直苦手に思っている方も多いと思います。

最低限ナパ・ヴァレーとソノマ・カウンティのA.V.A.がどちらに位置しているかは押さえておくことをお勧めします。

ソムリエ試験練習問題【カナダ】歴史

こんにちは!今回はカナダのワイン造りの歴史について学習しましょう!

 

練習問題 カナダワインの歴史

Q:次のうち、オンタリオ州で初めてのカナダワイン造りを行った人物を選んでください。

①Steven Spurrier

②Johann Schiller

③James Busby

④Max Schubert

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正解は②のJohann Schiller(ヨハン・シラー)です!(John Schillerジョン・シラーという表記もあります)

 

カナダのワイン造りは1811年にジョン・シラーによってオンタリオ州で始められました。

その後東のオンタリオ州と西のブリティッシュ・コロンビア州がカナダを代表する産地として発展します。

 

ただし2つの州の発展する経緯は異なり、東部はアメリカのニューヨーク州や、ペンシルバニア州の影響を受けて発展しました。

対して西のブリティッシュ・コロンビア州はアメリカのワシントン州の影響を受けて発展しました。

ですので、当時でワインの性質は大きく異なると言われています。

 

他の選択肢について解説いたします。

①のSteven Spurrier(スティーヴン・スパリュア)は1976年にパリ・テイスティングを開催した人物です。

 

③のJames Busby(ジェームズ・バズビー)はオーストラリアで最初に本格的なブドウ園を開設した人物です。

オーストラリアのブドウ栽培に大きく貢献した人物で「オーストラリアのワイン用ブドウ栽培の父」と呼ばれています。

さらにジェームズ・バズビーはニュージーランドで最初にワイン造りを行った人物でもあります。

 

④のMax Schubert(マックス・シューバート)は1940年代後半に、欧州に渡り、ボルドーの赤ワイン造りの影響を受け、帰国後にオーストラリアの赤ワイン造りを発展させたペンフォールズ社の醸造技術者です。

 

ニューワールドでは特に最初にブドウ栽培やワイン造りを行った人物というのは頻出です。

特に③のジェームズ・バズビーはオーストラリアとニュージーランド両方の国に関係があるので覚えておいて損はありません。

ソムリエ試験練習問題【アメリカ】歴史

こんにちは!今回はアメリカの歴史について学習しましょう!

ワイン生産国の中では伝統国ほど歴史は長くありませんが、アメリカではパリテイスティングを筆頭に歴史的な出来事が多く起こっています。

 

練習問題 アメリカの歴史

Q:次のうち、パリテイスティングが行われた年を選んでください。

①1933年

②1934年

③1975年

④1976年

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問題の正解はこちら!

正解は④の1976年です!

 

パリテイスティングはパリのアカデミー・デュ・ヴァンの創始者であるSteven Spurrier(スティーヴン・スパリュア)がアメリカ建国200周年に合わせて開催したフランスとカリフォルニアのワインを比較するブラインドテイスティングです。

 

赤ワインと白ワイン両方がテイスティングされたのですが、その結果はなんと赤白両方カリフォルニアワインが1位に選ばれるというものでした。

当時カリフォルニアワインの評価は今ほど高くなかったため、このテイスティング結果は世界に衝撃を与え、パリスの審判とも呼ばれています。

 

審査員やフランスのラインナップに問題はなかったのかと考えてしまいたくなるところですが、審査員はパリの三ツ星レストランのオーナーやAOC委員会の関係者など、むしろフランスの業界人ばかりでしたし、フランス側のワインもムートンやオー・ブリオンなどフランスを代表するような銘柄ばかりでした。

 

そのこともあり、カリフォルニアワインの品質の高さが世界中に認識されることとなりました。

 

①の1933年も重要な年号で、禁酒法が撤廃された年です。

アメリカでは酒場での飲酒による風紀の乱れが問題視され、1920年から禁酒法が施行されました。

 

禁酒法廃止後、②の1934年にはカリフォルニアでワインインスティテュートが設立されました。

 

ちなみに、パリテイスティングの結果について、「ヴィンテージが若いため、長期熟成タイプのフランスワインは不利だった」というクレームがあり、1986年と2006年に同じ赤ワインでリターンマッチが行われましたが、結果は同じくカリフォルニアワインが上位を占めるというものでした。