こんにちは!今回はチリの新しい原産地呼称表示について学習しましょう!
チリには元々D.O.という原産地呼称制度がありますが、それとはべつの新しい原産地呼称を表示する動きが近年活発になっています。
練習問題 チリの新しい原産地呼称表示
Q:チリの新しい原産地呼称表示の中で、アンデス山脈と海岸産地に囲まれた産地を選んでください。
①コスタ
②エントレ・コルディリェラス
③アンデス
④チロエ
この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。
【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!
そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。
- ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】フィロキセラ対策
- ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】ブドウの仕立て方
- ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】ブドウ由来の香り成分
- ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】ブドウの栽培条件
- ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】ブドウの断面図
- ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】ブドウの種類
- ソムリエ試験練習問題【酒類概論】ミネラルウォーターの分類
- ソムリエ試験練習問題【酒類概論】カクテルの技法
- ソムリエ試験練習問題【酒類概論】リキュールの種類
- ソムリエ試験練習問題【酒類概論】蒸留酒の製法について
- ソムリエ試験練習問題【酒類概論】ビールの三大発明
- ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】ワイン産地の主な気候
- ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】スパークリングワインの残糖量
- ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】酒類の分類
- 【難易度C】ワイン概論 TPOとは?
問題の正解はこちら!
正解は②のエントレ・コルディリェラスです!
チリは地図で見ると南北に非常に細長い縦長の形をしています。
そうなると産地を水平に区切りたくなるのが人情というものです。
しかしチリは西の海岸線近くから東のアンデス山脈あたりでは標高や気候が大きく異なります。
そのため産地を水平に区切ってもブドウや造られるワインの説明にはならないという考えが生まれました。
そこで登場した原産地呼称が
①コスタ(海岸に面した畑)
②エントレ・コルディリェラス(海岸産地とアンデス山脈の間)
③アンデス(アンデス山脈側の斜面)
の3つです。
コスタでは海風の影響を受ける環境を生かしミネラルや塩味が強く感じられるワインが主に生産されています。
エントレ・コルディリェラスはブドウ栽培のみならず小麦や果樹などチリ農業の中心地です。
チリを代表する赤ワインの多くはこのエントレ・コルディリェラスで生産されており、さらにチリワイン生産の約60%を占めています。
アンデスはその名の通りアンデス山脈の斜面に位置する産地です。
非常に昼夜の気温差が激しい産地です。
赤ワインだけでなく、白ワインやスパークリングワインにもチリを代表するようなワインが見受けられます。
ちなみにチロエは新しい原産地呼称表示ではありませんが、2018年6月にオソルノよりさらに南にあるこのチロエ島にアルバリーニョが植えられたことで、ここがチリ最南端のブドウ畑になりました。