ソムリエ試験練習問題【アメリカ】ラベル表示規制

こんにちは!今回はアメリカのラベル表示規定について学習しましょう!

ニューワールドのワインはラベルに品種名や産地名を記入することが多いですが、該当するブドウをどの割合で使用するかは細かな規定があります。

覚えにくいですが、頻出事項ですので、なるべくここは飛ばさないようにしましょう。

 

練習問題 アメリカワインのラベル表示

Q:カリフォルニア州における州名表示の最低ブドウ使用比率を選んでください。

①75%

②85%

③95%

④100%

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。

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問題の正解はこちら!

正解は④の100%です!

 

ラベルの表示内容として覚えるべきはアメリカ全土、カリフォルニア州、オレゴン州それぞれの品種名、産地名、収穫年を表示する際のブドウの最低使用比率です。

教本では散らばって記載があり、分かりにくいですが、表にまとめて覚えるのがおすすめです。

 

表示内容 アメリカ全土 カリフォルニア州 オレゴン州
品種名 75% 75% 90%
産地名 State(州) 75% 100% 100%
County(郡) 75% 75% 95%
A.V.A. 85% 85% 95%
Vineyard(畑) 95% 95% 95%
収穫年 A.V.A. 95% 95% 95%
A.V.A.以外 85% 85% 85%

 

全て覚えるのは大変ですが、覚え方としては表に赤字で示した点だけ記憶するだけで十分です。

まずはアメリカ全土の規定を覚えます。そしてカリフォルニア州とオレゴン州のアメリカ全土と異なる規定箇所のみを覚えます。

これを見ると他の州と比べてカリフォルニア州や特にオレゴン州はラベル表示規定が厳しいことが分かります。

 

ここは残糖量表示と同じく数字を覚えておけば1点取れるところなので、必ず押さえましょう!

ソムリエ試験練習問題【ハンガリー】P.D.O.ワイン

こんにちは!今回はハンガリーのP.D.O.ワインについて学習しましょう!

ハンガリーは2023年教本で少し書き換えが行われた範囲ですので、今回は少し踏み込んだ出題になっています。

 

練習問題 ハンガリーのP.D.O.ワイン

Q:次のうち、エチェキ・ペシュグーの最低熟成期間を選んでください。

①9か月

②12か月

③15か月

④24か月

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正解は④の24か月です!

 

エチェキ・ペシュグーは今回新たに追加されたP.D.O.ワインです。

ハンガリーのドゥナーントゥーリというP.G.I.に位置する産地です。

トラディショナル方式で造られた白とロゼのスパークリングワインが生産されています。(エチェキ・ペシュグーのペシュグーとはスパークリングワインの意味です。)

 

北緯47度という高緯度に産地があり、上質なスパークリングワインを造るのに不可欠な冷涼な気候が備わっています。

 

使用するブドウ品種はピノ・グリ、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ブランです。シャンパーニュに似ていますね。

 

エチェキ・ペシュグーの製造過程の図が2023年教本の550ページに追加されていますので確認してみてください。

 

その他にも548ページの「トカイワインの特別な規定」や552ページの「バラトンワイン産地内にある特別なワインの格付け」、563ページの「エグリ・ビカヴェールの格付け」など前年までなかった図が追加されています。

 

 

正直昨年まではハンガリーといえばトカイとエゲルくらいを押さえておけば試験に対応できる印象がありました。

しかし教本の改定があった以上出題が増えることも考えられます。

ですので、重要度は高くない産地ではありますが、少し重点的に学習されることをおすすめします。

ソムリエ試験練習問題【ギリシャ】主要なP.D.O.ワイン

こんにちは!今回はギリシャのワインについて学習しましょう!

ギリシャは馴染みの薄い産地ですが、4千年以上の歴史を持つ産地です。

今回はそんなギリシャのワイン法で最も厳しい規定の原産地呼称であるP.D.O.からの出題です。

 

練習問題 ギリシャのP.D.O.ワイン

Q:次のうち、ギリシャで最も寒いと言われる産地を選んでください。

①Naoussa

②Amyntaio

③Nemea

④Santorini

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正解は②のAmyntaio(アミンデオ)です!

アミンデオはギリシャの最北にある地方でらうマケドニア地方に位置する産地です。

冷涼かつ水はけの良い環境でフィロキセラが生息できず、自根の古木が残っています。

 

主にクシノマヴロ単一品種から造る赤ワインが生産されています。

クシノマヴロは酸やタンニンが強く、ピノ・ノワールやネッビオーロに似ているとも言われます。

 

また、他にもロゼのスティルやスパークリングワインも認められています。

 

他の3つの選択肢の産地も重要です。

 

①のNaoussa(ナウサ)はアミンデオと同じマケドニア地方にある産地です。

クシノマヴロ単一品種による長期熟成向きの赤ワインが造られています。

 

③のNemea(ネメア)はギリシャ本土の最南端であるポロポネソス半島にある産地です。

アギオルギティコ単一品種から造る力強い赤ワインが生産されています。

 

④のSantorini(サントリーニ)はエーゲ海の南部、サントリニーニ島にあります。

アシルティコ100%または、アシリ、アイダニとのブレンドで造られる辛口の白ワインと天日干しのブドウで造られる甘口のVinsanto(ヴィンサント)が生産されています。

ギリシャはこのように歴史もあり、品種も個性的なワインが多く興味深い産地です。

ソムリエ試験練習問題【イギリス】イングランドのワイン

こんにちは!今回はイギリスのワインについて学習しましょう!

 

練習問題 イングランドのワイン

Q:次のうち、イギリスで最も栽培面積の大きなブドウ品種を選んでください。

①Pinot Noir

②Chardonnay

③Meunier

④Bacchus

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正解は①のPinot Noir(ピノ・ノワール)です!

 

イギリスのブドウ品種の栽培面積ランキングは1位ピノ・ノワール、2位シャルドネ、3位ムニエとなっています。

この3つの品種、どこかで見たことありますね そうです、フランス・シャンパーニュ地方です。

 

シャンパーニュ地方はブドウ栽培北限に近い北緯49度付近に位置しています。

そしてイギリスのブドウ栽培地域も北緯50度よりも北にあります。よってシャンパーニュ地方のような冷涼な気候が条件が揃っています。冷涼な気候は良質なスパークリングワインを造る上で必須条件です。

加えて、イングランド南部の地層でシャンパーニュとよく似たものがあることが分かっています。

 

このことからイギリスではスパークリングワインの生産が活発で、2021年のワイン生産量のうちなんと68%をスパークリングワインが占めています。

その中でもやはりシャンパーニュ製法のワインが多く、スパークリングワインのうち98%が瓶内二次発酵方式で造られています。

 

スパークリングワインはスティルワインと比べて工程が多く生産は難しいですが、ここまで生産量が多いのは驚異的ですね。

 

スパークリングワインの生産が多いイギリスですが、将来は温暖化の影響でスティルワインの生産も増加すると見込まれています。

ソムリエ試験練習問題【ポルトガル】ポート

こんにちは!今回はポートについて学習しましょう!

ポートはポルトガルのなかで最も重要な範囲です。しっかり押さえましょう。

 

練習問題 ポートのタイプ

Q:次のうち、「収穫年表示のポルトで、収穫から7年後に瓶詰を行い、収穫年とともに瓶詰めの年も表記する」タイプのポートを選んでください。

①L.B.V

②Vintage Port

③Colheita

④Light Dry White Port

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正解は③のColheita(コリェイタ)です!

 

ポートには大きく分けて、ルビータイプ、トウニータイプ、ホワイトタイプ、ロゼタイプがあります。

今回のコリェイタは参加が進み黄褐色になったトウニータイプにあたります。

 

トウニータイプには他にも単一年のブドウを原料とし、瓶詰前にガラス製のDemijohns(デミジョン)で最低7年間熟成させたGarrafeira(ガラフェイラ)という種類があります。

 

ルビータイプで重要なのはVintage PortとL.B.Vです。

Vintage Portはその年の作柄が特に優れたブドウから造られます。

収穫から2年目の7月から3年目の6月までに瓶詰めされます。

 

L.B.VはLate Bottled Vintage Portといい、その名の通り、Vintage Portよりも遅い収穫から4年目の3~9月の間に瓶詰めされます。

 

通常のワインでは作柄の良い年のワインは長期熟成するイメージがあると思いますが、ここでは「作柄が良いからこそ、長期熟成させる必要がない」と覚えておきましょう。

 

あとは白ブドウを原料とし、最低アルコール度数が16.5%(通常は19~22%)のLight Dry White Portと黒ブドウを短時間のスキンコンタクトにより色素を抽出したRose Portがあります。

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ちなみにPortのと同じ栽培地域のワインでDouro(ドウロ)というポルトガルでも著名なスティルの赤ワインの産地がありますのでついでに覚えておきましょう。

【ソムリエ試験の難易度】本当の難易度はどれくらい?

日本のソムリエ試験は、一般社団法人日本ソムリエ協会が主催しています。

日本ソムリエ協会は、1970年に設立された団体で、ワインやお酒に関する知識と技術の普及や啓蒙、ソムリエの育成に取り組んでいます。

ソムリエに関する団体はいくつかありますが、ワインソムリエの育成団体として圧倒的な知名度があり、ソムリエ試験の主催や認定、さらにはセミナーや講習会の開催などを行っています。

 

この合格率は非常に低いとされています。一般的には、筆記試験の合格率は40~50%前後になり、テイスティングで10~20%がふるい落とされます。

実技試験についてはしっかり準備をすればほとんど落ちることはありませんが、ここで受験要件をしっかりと確認されますので試験要綱をよく読んでいないと最悪ここで不合格になります。

 

これらの合格率は年によって変動することがありますが、どの年でも合格率が高くても30~40%程度と非常に厳しい試験であることがわかります。

また、実務経験や専門的な知識・技術が要求されるため、試験に合格するには多大な努力と準備が必要とされます。

 

ここでは、もしあなたがソムリエ試験を受験しようという場合に最も気になる”難易度”について、できる限り丁寧に解説をします。

 

 

なお、このサイトはソムリエ試験の練習問題が毎日朝更新され、気になった問題はブックマークをしていつでも振り返れるようになっています。

トップページを見ていただき、何度も訪問してソムリエ試験の雰囲気をつかんでください。

 

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ソムリエ試験の難易度とは?

ワイン業界の登竜門

日本のソムリエ試験は、ソムリエとしての専門的な知識と技術を問われる難関試験であります。

しかし、少し大きな目で見ればワイン業界、サービス業界にとっては、多くの人にとって「登竜門」とも言われています。

 

合格することで、ソムリエとしての認定を受け、一定の専門的な知識や技術を持った人物として認知されます。

また、ソムリエとしてのキャリアアップや、レストランやホテルなどでの就職に有利とされています。

実際にWBSで学習され、上級のエクセレンス試験に合格された方の中には海外での就職に成功されたり、またはソムリエ試験合格後に情報発信者として成功されている方もいらっしゃいます。

 

とはいえ、試験の難易度は非常に高く、合格率が低いこともあり、多くの受験者にとっては大きな挑戦となるでしょう。

試験に合格するためには多大な努力が必要であり、ソムリエとしての専門的な知識や技術を身に付けることが必要です。

 

ソムリエ試験の概要は?

ソムリエ試験は1次試験の筆記が毎年7月後半から8月の末日、二次試験のテイスティングが9月末から10月中頃、三次試験の実技が11月末から12月初旬に行われます。

これを見てお分かりの通り、一次試験から最終試験の三次試験まで3か月以上もかかる、かなりの長丁場になります。

ざっくりと見てみましょう。

 

一次試験 筆記試験(7月下旬~8月末日まで CBT方式)

筆記試験 ワインやお酒の種類や生産地、味わいや特徴などに関する知識を問う問題が出題されます。また、サービス技術やマナー、法令などに関する問題も出題されます。

 

二次試験 テイスティング(9月下旬~10月上旬)

おおむね5種類のワインやそのほかの飲料について、外観、香り、味わいを表現し、どのように飲むのがいいのかなどのサービス方法を答え、最終的に生産国やブドウ品種などの結論を当てます。

 

三次試験 論述試験(二次試験と同日に開催)

論文試験 おおむね3つのテーマについて、論文を書く試験です。論文とはいえ一つは400文字程度なので、しっかりと準備をすれば十分に回答できます。

 

三次試験 実技(デカンタージュ 11月下旬~12月上旬)

実技試験 ワインやお酒のテイスティングに加え、グラスの選び方やデキャンタージュ(ワインの注ぎ方)などのサービス技術が評価されます。

 

これらの試験を全て合格することが必要となります。試験は年に1回開催され、合格率は非常に低いため、合格するには非常に高い知識と技術が必要とされます。

 

ソムリエ試験の範囲は?

日本ソムリエ協会が実施するソムリエ試験の一次試験の範囲は、以下のとおりです。

  1. 酒類全般に関する知識 ・ワイン、ビール、ウイスキー、日本酒、焼酎、リキュールなど、様々な酒類についての知識
  2. 産地・生産法 ・主要なワイン生産国・地域、ビールやウイスキーなどの産地・蒸留法、日本酒や焼酎などの製造法などについての知識
  3. 酒類の品質評価 ・酒類のテイスティングの基礎知識、品質の判断基準、鑑定方法などについての知識
  4. 食と酒のペアリング(マリアージュ )・料理と酒の組み合わせについての基礎知識、提案の仕方などについての知識
  5. サービス ・グラスの種類やサービス方法、接客マナーなどについての知識
  6. 法律・マナー ・酒類に関する法律やマナー、飲酒運転防止法などについての知識

 

実際には3月に発売されるソムリエ協会教本からの出題となりますが、教本は800ページにも及び内容も文章以外にも地図や表がびっしり埋められていて、一目で「こりゃだめだ」という雰囲気を味わうことになります。

 

 

ソムリエ試験の勉強時間

ソムリエ試験に合格するためには、合格基準に対応した豊富な知識や技術を習得する必要があります。

そのため、合格までに必要な勉強時間は個人差がありますが、一般的には数年単位での勉強が必要とされています。

WBSではおおむね200~400時間の勉強時間を想定してアドバイスをしています。

 

日本のソムリエ試験は、筆記試験、実技試験、論文試験の3段階で構成されています。

筆記試験では、ワインやスピリッツ、ビールや日本酒、ノンアルコールドリンクスなど、様々なお酒についての知識が問われます。

実技試験では、グラスやボトルの扱い、デキャンタージュ、サービスなどが評価されます。

論文試験では、ソムリエとしての知識や技術を実務に生かすための具体的な提言が求められます。

 

このように幅広い分野から問われる知識や技術を習得するためには、定期的な勉強や練習が必要です。

また、業界人からのアドバイスや、先輩ソムリエからの指導を受けることも重要です。合格に向けて着実に努力し、準備をしていくことが大切です。

 

短期間での合格はあり?

ソムリエ試験はここまでの説明から、決して「短期間で楽々合格」という試験ではありません。

検索をすると「○○か月で合格」とか、「無勉合格」などの言葉も見受けられますが、いくら何でもこの試験を舐めすぎです。

 

こういう記事は検索結果でも目に留まりやすく、かつ、クリック率も高くなるため、検索エンジンでの評価も高くなる傾向にあります。

検索エンジンでの評価が高くなれば当然順位も上がるため、さらに目に留まりやすくなるのです。

 

しかし、資格試験を主宰する側にすれば、あまりにも簡単な試験にすると試験の権威性は低下しますし、権威性のない資格試験には受験者は集まりません。

そのため、合理的に検討してもある程度の難易度は資格試験には必要で、射幸心丸出しの無茶な短期合格の記事に踊らされるのはお勧めできません。

 

ソムリエ試験の勉強スケジュール

ソムリエ試験の勉強スケジュールは、個人差がありますが、合格までの期間に合わせて適切に調整する必要があります。

WBSではかなり手堅く勉強スケジュールを組み立てていて、これをWBS生にシェアしていますが、ここでは独学で学習する際の一般的なスケジュールを記載します。

一般的なソムリエ試験の勉強スケジュールの例です。

 

1年前

ソムリエ試験の基礎知識を習得するために、情報収集や専門書籍、参考書を読み始める。

・ワインやお酒に、試験ついての情報収集を行い、テイスティングや飲み比べを意識する。

・インターネットなどのソムリエ講座やセミナーを見て雰囲気をつかみ、基礎知識を学ぶ。

 

半年前

試験に必要な専門的な知識を習得するために、有料の講義やセミナーに参加する。

・ソムリエとしての実務経験を意識した接客を念頭に置いて就労にあたる。

・テイスティング試験に備えて情報を収集し、ぶどう品種ごとの特徴をつかむ。

 

3ヶ月前

試験問題集や過去問を活用し、筆記試験の対策をする。

・テイスティングのスキルアップを目指し、飲み比べの回数を増やす。

・論文試験に備えて、ソムリエとしての具体的な提言を考え、執筆練習をする。

 

1ヶ月前

全体的な復習を行い、不安な部分を補強する。

・模擬試験を受けて、受験本番に向けたイメージトレーニングをする。

・テイスティングの実技試験の模擬演習を行い、自信をつける。

 

このように、長期的な勉強計画に加え、短期的な勉強計画も立てることで、効率的にソムリエ試験の合格に向けて準備することができます。

 

まとめ

ソムリエ試験は、飲食業界でのキャリアアップや、自己啓発のために取り組む価値があると言えます。

ソムリエ試験に合格することで、酒類の専門知識を身につけ、高度なテイスティング能力を養うことができます。

また、飲食店でのサービスや料理とのマリアージュの提案など、お客様に対してより高度なサービスを提供することができるようになります。

 

ただし、試験の難易度が高いため、十分な時間をかけて勉強する必要があります。

また、実務経験があることで、理論だけでなく実践的な知識も身につけることができるため、勉強だけではなく実務経験も積んでから挑戦することをお勧めします。

総合的に考えると、ソムリエ試験は飲食業界でのキャリアアップや自己啓発のために非常に有益なものと言えます。

しっかりと準備をして、一発合格を目指して頑張りましょう!

ソムリエ試験練習問題【ポルトガル】マデイラ

こんにちは!今回はポルトガルの酒精強化ワインのマデイラについて学習しましょう!

 

練習問題 マデイラの主要ブドウ品種

Q:次のマデイラに使われるブドウ品種のうち、涼しい北部地域で栽培される白ブドウ品種で、中辛口タイプで味わいの豊かなワインが造られるものを選んでください。

①Sercial

②Verdelho

③Boal

④Malvasia

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問題の正解はこちら!

正解は②のVerdelho(ヴェルデーリョ)です!

 

マデイラはリスボンから南西に1,000kmの大西洋上に浮かぶマデイラ島で造られる酒精強化ワインです。

特徴は様々ありますが、ポルトの77度よりもさらにアルコール度数強い96%のグレープスピリッツを添加することと、加熱熟成する点が重要です。

 

加熱熟成には「カンテイロ」と「エストゥファ」があります。

カンテイロは倉庫などに樽を並べ、天然の太陽熱で加熱するのに対し、エストゥファはタンク内に湯を循環させて人工的に加熱させます。

どちらかというと、エストゥファはスタンダードクラスのワインに用いられ、カンテイロは高級ワインに用いられます。

 

もう一点、試験で重要なのがブドウ品種なのですが、今回の選択肢にあった4つの白ブドウ品種は必ず押さえましょう。

教本にはそれぞれの味わいの特徴などが記載されていますが、ポイントは糖度です。

辛口→中辛口→中甘口→甘口の順番でSercia(セルシアル)→Verdelho(ヴェルデーリョ)→Boal(ボアル)→Malvasia(マルヴァジア)となります。

また、黒ブドウも栽培されており、Tinta Negra(ティンタ・ネグラ)という品種はマデイラ島の黒ブドウの中で約80%の収穫量を占める重要な品種ですので併せて覚えておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【ポルトガル】ブドウ品種

こんにちは!今回はポルトガルのブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 ポルトガルのブドウ品種

Q:次のうち、ポルトガルの白ブドウと黒ブドウの栽培面積第1位の品種の組み合わせとして正しいものを選んでください。

①白:Fernão Pires、黒:Touriga Nacional

②白:Loureiro、黒:Aragonez

③白:Fernão Pires、黒:Aragonez

④白:Alvarinho、黒:Touriga Nacional

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正解は③のFernão Pires、黒:Aragonezです!

 

ポルトガルのブドウ品種は2023年教本の739ページを見ていただければ分かるように他の国にはないような品種の名前が並んでいます。

このような品種のことを固有品種と言いますが、ポルトガルには固有品種が250種以上もあります。

 

白ブドウのFernão Pires(フェルナォン・ピレス)はMaria Gomes(マリア・ゴメス)ともいいます。

柑橘系やマスカットなどのフルーツや、フローラルなアロマがあります。

スティルやスパークリング、遅摘みの甘口ワインまで、様々なスタイルのワインが生産されます。

 

黒ブドウのAragonez(アラゴネス)はスペインのテンプラニーリョと同じ品種です。

他にもTinta Roriz(ティンタ・ロリス)という名前もあります。

アラゴネスはアレンテージョ、ティンタ・ロリスは主にドウロやダンなどでの呼び名です。

スペインでは単一で醸造されることも多かった品種ですが、ポルトガルではトウリガ・ナショナルや、トウリガ、フランカとブレンドされることが多いです。

 

ソムリエ試験練習問題【スイス】ヴォー州のワイン産地

こんにちは!今回はスイスのヴォー州にあるワイン産地について学習しましょう!

ヴォー州はスイスではヴァレー州に次ぐ第2のワイン産地で、その多くがサムネイル画像にしているレマン湖の沿岸に沿うように位置しています。

今回はそんなヴォー州から少しマニアックな出題です。

 

練習問題 ヴォー州のワイン生産地区

Q:次のうち、「Servagnin des Morges(セルヴァニャン・デ・モルジュ)というワインが生産されているワイン生産地区を選んでください。

①La Cote

②Lavaux

③Chablais

④Vully

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正解は①のLa Cote(ラ・コート)です!

 

ヴォー州のワイン産地はレマン湖からヌーシャテル湖にかけて位置しています。

品種はシャスラが約60%を占め、多様な土壌と湖の影響を受け、様々なスタイルのシャスラが生産されています。

 

①のLa Cote(ラ・コート)はレマン湖沿いの西側に位置する地区です。

 

Servagnin des Morgesはこの地区で非常に歴史のあるワインです。

約600年前にモルジュという産地に伝えられたピノ・ノワールを用いて厳しい基準で生産されます。

また、テイスティング審査を受けた後、赤いキャップシールでボトルの封をされます。

 

②のLavauxはレマン湖沿いの東側に位置する地区です。

この地区には、太陽からの照射、レマン湖からの反射、日中太陽から土壌に蓄えられた熱の「3つの太陽」が宿るといわれています。

 

③のChablais(シャブレ)はレマン湖の東端からBex(ベー)という産地まで続く地区です。

このベーは岩塩の名産地でもあり、ミネラル感の豊かなワインが生産されています。

 

④Vully(ヴュリィ)はヌーシャテル湖とモラ湖に挟まれる位置にあります。

他のヴォー州のワイン産地からは大きく離れていますので、この位置関係は押さえておきましょう。

 

今回は少し難易度が高かったですが、ヴォー州はこの記事に書いてあることと教本の地図を覚えるくらいで十分試験に対応できます

ソムリエ試験練習問題【オーストリア】ワイン法と品質分類

こんにちは!今回はオーストリアのワインについて学習しましょう!

 

練習問題 オーストリアのワイン

Q:次のうち、すぐに引用されるべく販売される、部分的に発酵したブドウ果汁にあたるものを選んでください。

①Sturm

②Perlwein

③Schaumwein

④Bergwein

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正解は①のSturm(シュトゥルム)です!

Sturmはヴァインラント、シュタイヤーラント、ベルクラントで育ったブドウを用いて造られ、収穫年の8月1日から12月31日まで販売が許可されます。

また、シュトゥルムとは英語でストーム(嵐)のことで、発酵途中のジュースが濁っていることから名づけられました。

 

②のPerlwein(ペアルヴァイン)はワイン、発酵中のワイン、ブドウ果汁、部分的に発酵したブドウ果汁から造られる発泡ワインです。

総アルコールが9%、内圧は最低1バールから2.5バールと定められています。

 

③のSchaumwein(シャウムヴァイン)はアンセストラル方式、シャルマ法、瓶内二次発酵のいずれかで造られる発泡性ワインです。

弱発泡性ワインのペアルヴァインと比べると、内圧は最低3バールと高めです。

 

④のBergwein(ベルクヴァイン)は品質区分ではありませんが、傾斜が26%を超える段丘や急斜面に植えられたブドウ畑から収穫したブドウを原料としたワインを表します。

シュトゥルム、ペアルヴァイン、ベルクヴァインに表示が可能です。

 

オーストリアはこのように他の国ではあまり見かけない特徴的な品質区分が存在します。

特に④のベルクヴァインはオーストリアに伝統的に認められてきた表記なのですが、斜度による規定は非常に珍しいですね。